魔法+暗殺術=チート?

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「そうかそうか。それにしても外に出るためには勇者に勝てなんてそんなダンジョン何処にもないと思うがの。」 おっしゃる通りだと思います。最初の町から出るのにラスボス倒せとかどんな無理ゲーだよと最近思ってきた。 まぁ神様三人衆が言ってたようにここの家に産まれてから毎日が刺激的で楽しく過ごせているのでボクとしては何も問題ない。 村から出るには条件があるとはいえゼロではないのだ。ならその条件を超えるために毎日努力を続けるだけだ。 「強くなりたいノアに1ついい話を持ってきたぞ。あやつから聞いたがノアは接近戦が全く出来ないと言うのは本当かの?」 う!そうストレートに聞かれると答えにくいじゃないか。やった事ないだけで苦手ではないと信じているんだ。 「くくく。その顔は本当だったようじゃの。ならその弱点を克服出来る環境があるなら飛び込むか?」 え?接近戦を学べるの? それは願ってもないチャンスなんだけど一体誰に習うのかな?さっきの感じだとパパは教えてくれなさそうだしママは魔法主体で接近戦は基本的にやらないって前に言ってたような。 まぁ誰でもいいか。強くなるチャンスを逃すなんてもったいないよね。 「飛び込む!すぐにでも飛び込むよボク!」 「よしなら儂に任せておけ。彼奴の親友に接近戦のスペシャリストがおるからそやつに習えるように手配しておこう。」 「ありがとうママ!!」 ボクがお礼を言うと満足そうにママは部屋から出ていった。多分ご飯の続きを作りに行ったのだろう。
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