魔法+暗殺術=チート?

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それから数日が経ったある日突然ママが部屋にやってきた。 「ノア行くぞ。」 「え、何処へ?」 なんか約束してたっけ?頭の中の記憶を辿るがママと出かける予定を立てた覚えは全くない。 「前に言ってた接近戦の修行をつけてくれるやつの所じゃ。」 「あー!」 思い出した。あれからなんの音沙汰もなかったから完全に忘れてたよ。 「でも今日ノルンさんに何も言ってないよ?」 多分だけど今日の修行の準備を今頃してくれてると思うんだよね。 「大丈夫じゃ。あやつには前もって言っておるしなんなら今から行くところにおる。」 そっかなら安心だね。って前もって今日行くって分かってたならボクにも言っといてよ! 「どっきりというやつじゃな。」 「なんで考えてることがわかったの!?」 「だって儂心の声が読めるからのぅ。」 「うそん。って笑ってるって事は冗談ってことだよね?」 「クククそれは想像に任せるとしよう。」 ママがそんな笑い方するとやっぱり魔王やってたんだなって思えるよ。それくらい似合ってるもんその笑い方。 「ほれさっさと準備せい。」 「はーい。」 ママに促されて部屋着から外出ようの服装に着替える。 「今日って動いたりするかな?」 「どうじゃろうかの。心配なら動ける格好にしておけばよい。」 それもそっか。ボクは手に持っていた服を一度箪笥にしまいいつも修行に来ている動きやすい服を着る。
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