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人間の世界で1人の少女の命が消えた。
てか消された。
「うおおおおぉい!!お前らこの子は違うぞぉぉぉぉ!」
「なんですか変態脳筋先輩。朝っぱらからうるせぇであります。」
「頭がピーンってなるよォ・・・」
書類を持って激怒する筋肉隆々の男。金髪イケメンとは彼のことだろう・・・海パンでなければ。
そんな変態のことを軽蔑するかのごとく敬語でない敬語を使う少女。銀髪美少女とは彼女のことだろう・・・両手に血塗れた刀を持っていなければだか。
そして最後。まずはピーンってなんだ?キーンだろ。
あと頭じゃなくて耳だ耳。
登場一発目から沢山つっこませてくれる眼鏡っ子。お解りの通り頭が少し弱いのだ。
しかし本人は気にしていないむしろそれがアイデンティティだと思ってる残念ポジティブ。
「だぁれぇが変態じゃぁ!そんなことよりこの子のこと処理したのはどっちだ?」
「あ?」
突き出された書類を見る銀髪美少女。
「あぁ・・・それなら。」
そういうと眼鏡っ子を静かに指さす。
「ふぇ!?そんな私昨日は誰も処理してないよぉ。」
そう言いながら泣き出すが銀髪美少女はキッパリ告げた。
「いやお前昨日お茶こぼした時こいつの書類で机拭いてたから。その後すぐポイしたろ?」
それを聞いて青ざめる眼鏡っ子。
「・・・・・・っの」
海パンヤローが震え出す。
銀髪美少女はどこからともなく耳栓を取り出し両耳に装備。
「アワアワアワアワ・・・」
アワアワする眼鏡っ子。
「大バカ野郎がァァァァ!!!?!」
「ごめんなさぁぁぁい!!」
いつもの日常。これが神達の平常運転。
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