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「それで私は何故ここに?まぁ多分死んでから呼ばれた感じでしょうけど。」
「頭の回転が早くて助かるわ。」
いえラノベの力ですけど。
「こちらの不手際で君の事を処理してしまってね。」
申し訳なさそうな海パンヤロー。そうか君のミスだな。
「本当にごめんなさいですぅ。」
お前だったのか眼鏡っ子。すまない海パン。そんな格好してるからてっきり。
「それでそちらのミスということは何かしらのお詫びがあるということですか?」
「そうね。その為にあなたを呼ばせてもらったのよ。まぁ普通は呼ばないんだけどね。」
そう言いながら銀髪美少女は微笑み1枚の紙を取り出す。
「ここにはあなたが生前行った数々の善行が書かれてる。」
え?ちょっと恥ずかしいのだけど。
「ボランティアから近所の人達の手助けに子供たちの面倒まで見てたのね。」
1個1個読まれるとさすがに恥ずかしくなってきた。
「恥ずかしがることないぞ!どれも素晴らしい事じゃないか!」
「ですですぅー!」
それもそうか。別に悪いことはしてないし。
「そんな人をこちらのミスで死なせてはいさよならは道理がおかしいでしょ?だから呼んで話をしたかったの。」
「話ですか?」
「ええ。実際見て気に入らなければ天国にでも送るつもりだったけどあなたは面白いわ。」
面白い?
「私たち3人を見ても驚くどころか普通に接している。本来なら驚いたり怪しんだりするものよ?」
あ、確かに。でもラノベとかアニメでよく見てて多少憧れはあったからなぁ・・・
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