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「まぁ話はここまでにしてあなたに聞くけどどうする?このまま天国行ってもいいし私たちの管理するファンタジーな世界に転生しても・・・」
「後者でお願いします!」
いかん。テンションが上がってつい食い気味で言ってしまった。
「やっぱり面白いわね。いいわなら転生の方向で話を進めましょう。」
そういうと海パンヤローが近づいてくる。
「ってなぜそんな警戒する?」
気づけばファイティングポーズをとっていた。
「いや、いきなり海パンヤローが近づいてきたらビビるでしょ?」
殺られる前に殺る。それが私の流儀。
「海パンヤロー・・・」
金髪イケメンは苦笑いしている。
他のふたりは大爆笑だ。
「俺もお前のこと気に入ったわ。そう警戒するな俺からは向こうの世界の知識を少し分けてやる。」
「知識ですか?」
「ああ。生活するのに困らない程度だがな。」
困らない程度?
「こういう時って向こうの世界の全ての知識をやる!ってパターンでは?」
「そんなことしたら頭の容量追いつかなくて爆発するけど?」
「ある程度でお願いします。」
欲張るのダメ!ゼッタイ!
「謙虚でよろしい。では。」
海パンヤローがこちらに手を向けると頭の中になにか流れ込んできた。
「気分はどうだ?」
「なんかホワホワしますね。」
「まぁ今はそんな感じだ。時間が経てばそれもなくなってちゃんと理解出来てるよ。分からないことは実際向こうで調べろよ?」
「はい。」
新しいことを学ぶのは大好きです。それがファンタジーなら昇天ものですわ。
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