8人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
プロローグ
「誰か、アイツを黙らせてくれ……」
優人は、頭痛がした。
元カノである”結愛”がおバカなことは知っていたが、さすがにここまでだとは思っていなかったのである。傍に立っていた優人の友人が眉を寄せ、結愛を見つめた。
「結愛、悪くない」
「そう言う問題じゃない」
という優人の言葉にまあまあと間に入る、友人。
「なあんで? ちょっと、あんた邪魔」
彼女にとっては先輩である優人の友人に対し、ぞんざいな扱いをする結愛に呆れた表情の優人。
これは優人が最愛の彼女と別れた、半年後の大学時代の物語である───。
最初のコメントを投稿しよう!