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1ー2
チュン
チュンチュン
「うーん。よく寝た」
今日も朝が清々しい
気持ちの良い朝だった
男の子は飛び起き
ベッドから降りる
寝室の扉を開けて
リビングに出る
そこには朝食を既に用意している母親の姿があった
「お母さん。おはよう」
「お早う。リトス。今日もお手伝い頑張ってね」
「うん。頑張るよ。お父さんは?!」
「お父さんは昨日の獲物を解体してるわ。あんな大きな猪久々に取れたもの。リトスのお陰ね」
「へへ。今日も沢山取ってくるね」
朝食をかけ込むリトス
と言ってもしっかり味わう
母親が端正込めて作ってくれたのだ
味わって食べなければ失礼なのだから
柚希は転生していた
ファンタジー世界に
そして自分のスキルの事を両親から教えられた
呪われたスキル課金があると
命を課金しなければ死んでしまう
そして命を買う度に課金額は膨れ上がっていく
今は一年1000G程で買えるのだが
産まれた時は10G
5年で100倍に膨れ上がっている
この計算で行けば10歳になる頃には100000G
20歳で1億G
つまり払える額ではなくなる
死が確定してるのだ
両親は絶望していた
そしてリトスに謝ってきた
何故謝ってるのか全く理解が出来ない
払えないことを謝ってるのだが
それは当然だった
だが払える限界まで払って生きていこうと言ってくれた
それが何時かはわからない
少なくともそう遠い話ではない
近い未来だ
そんな両親のため
前世の知識をフル活用し
両親のため生きていくことを決意するのだった
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