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それから俺とリュウは全国の山や森に行ってたくさんの事を学び、自然を守るために全力で取り組んだ。
はじめは元神様となんて上手く過ごせるか心配だったけどリュウは俺が思っていた何倍も器用で不自由なく暮らせた。
数年経って仕事にも大分慣れてきた頃俺はリュウとあの山の初めて二人が会った小川に戻った。
「…なつかしいね。」
「あぁ。何も変わってない気がする。」
「全然違うよ。森の音も匂いももう俺のものじゃない。」
「さすが神様。」
「もう人間だよ。」
「あの時リュウに会えててよかった。」
「僕もシンに会えてよかった。人間になって出来なくなった事もあるけどなにも後悔してない。むしろ楽しいことばっかりだもん。」
「俺だって。…リュウ、好きだよ。」
「かっこいいねぇ笑」
「…こいつ!もう絶対いわない!」
「ごめんって!僕も好きだよ。愛してる。」
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