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翼少年は婚約者である隣国の姫の所へ飛び、姫に硝子の花を地に落とさないように言って、プレゼントして帰った。
姫は喜んで卓上の透明な花瓶に入れて、夜は常夜灯代わりに楽しみ、大切にした。
一緒に居られる時間があまり無かっただけに、寂しい時に輝く硝子の花に癒される時も少なくはなかった。
一方ニーは妖精の島の主の末っ子だが、後に力を付けて後継ぎとなる。
それはニーが大人になってからだからまだ先の話だが、そのニーが翼少年の将来に力を添えてくれる存在となるのだ。
まだずっと先の話である。
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