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登場人物の名前は、茶道や季語に関するフレーズを入れました。
明らかに由来のあるものは以下の通りです。
野村湯花奈
利休七則に出てくる言葉を組み合わせました。
姉の恵里奈は、戸田恵梨香をイメージしていたのと“湯花奈”に似た名前にしたかったから。
兄の哲は、塗師の中村宗哲から。
一ノ瀬掃部
利休七哲のひとり、瀬田掃部から。
千宗旦をもじって“千葉総太”にする案もありました。失礼なのでやめました。
兄の建水は茶道用具の建水から。
三原早苗
5月の季語“早苗”から。濁音を入れたくなかったので、“早苗”とバランスの取れる苗字にしました。
那須野夕子
茶入の形のひとつ“茄子”と、仕立師の土田夕湖から。
益田琳子
益田鈍翁と、茶入の形のひとつ“文琳”から。
彼らは、「茶道と○○」といった感じの役割を担っています。
恵里奈は「茶道と和菓子」
掃部と益田は「茶道と陶芸」
早苗とよっくんは「茶道と着付」
建水と夕子は「茶道と華道」
笹木は「茶道と文学」
部長は「茶道と英語」
これは紺藤自身が、茶道は茶道単体で発展したのではなく他の文化も巻き込んで発展した、と考えたからです。
茶道と陶芸が、茶道と華道が、すぱっと分かれて存在しているわけではなく、接しながら発展していったと思うのです。
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