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「やはり僕の妻はキミ以外には考えられません。――今ので、僕はますます春凪のことを手に入れたくなりました」
言われて、ソファーにグッと押さえ付けられて――。
「……んっ!」
妻じゃなくて妻役ですよと言おうとしたのに、気が付いたら宗親さんに、口付けられていて言えなかった。
何が起こったのか分からなくてあわあわしている間に彼がスッと離れてくれて、私はソファーにひとり呆然と寝そべったまま。
「早く起き上がらないと続きをしちゃいますよ?」
くすくす笑われて、私は慌てて身を起こす。
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