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「自分で言うのも何なんですけど……僕はどうも世間様とはズレた所が散見されるようなんです。特に金銭感覚――」
と大きく溜め息を吐きながら私を見つめるの。
「だからね、春凪には僕が変なことをした際、軌道修正をしていただきたいのです。僕に臆することなくバシバシ物が言える女の子なんて、正直初めて出会いました。だから、――僕にはキミが必要なんです」
真剣に、「キミが必要だ」と言われてチョロ子の私がグラつかないはずがない。
ましてや宗親さんは、私にとって好みのお顔のど真ん中。
物凄く照れ臭いんですがっ。
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