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「えっ? ――や、ぁんっ……」
えっ? ヤダ!、という言葉は半ばで宗親さんの唇に吸い込まれて曖昧に溶けて消えた。
代わりにチュクッと唾液が混ざり合う水音がして――。
こんなの困るって思うのに、何でだろう。
宗親さんに口付けられると、下腹部がキュンと疼いて、もっともっと触って欲しくなってしまうの。
こんな反応、私、知らない。絶対おかしいよ。
何これ、ホント、どうしちゃったの?
キスだけでトロンとしてしまった私の耳元、宗親さんがまるでそうするべきだと唆すみたいに追い討ちを掛けてくる。
「春凪、キミの希望通り上は脱がさないでおいてあげる。だけど、そうだな。これとトランクスは脱いでもらえますか?」
言われて裾から差し入れられた手に、さっきコンビニでブラ代わりに丁度いいと思って買ったカップ付きキャミソールと、短パン代わりに履いた男性用下着のウエスト部をグイッと引っ張られる。
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