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「――要はキミの胸を見なければいいんでしょう? 本音を言うと服の中に手を差し入れて、直にその柔らかそうな胸を撫で回したいところなんですけど、まあ、今日のところはシャツ越しで勘弁してさしあげます。――ですので、キミも少しだけ僕に譲歩してコレとコレ、取ってくださいね?」
何でそんなに上から目線なんですか、宗親さんっ!
しかも澄ましたお顔で、いつも通り丁寧な言葉遣いで話していらっしゃますけど、紡いでおられる内容自体は物凄く卑猥で……堪らなく男臭いですからね!?
でもどうしよう。
私、彼のそう言うところが実は嫌いじゃない気がしてきました。
というより、正直めちゃくちゃマズイです。
どうしようもなくキュンキュンしてしまっています!とか申し上げたら、変態街道真っしぐらになりそうで。
腹黒ドSな宗親さんにだけはバレたくないです。
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