13.最低男と一緒にしないで?*

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 恐る恐る寝室の扉を開けると、期待に反して宗親(むねちか)さんはガッツリ起きていらして。  ばかりか、「おいで」とベッド縁に大股開きで男らしく腰掛けたまま、私に手招きするの。  宗親(むねちか)さんが、見慣れないハーフパンツを履いているせいで、膝下(ひざした)にのぞく生足が見えてしまっているのも何だかやたらと恥ずかしくて。  その姿があまりに(なまめ)かしく感じられた私は、思わず立ち止まってうっとりそんな彼に見惚(みと)れてしまった。  綺麗すぎる人って何やっても(さま)になって、ズルイ。 「あ、あのっ」  寝室内、天井のシーリングライトはオフになっていて、一応ベッドサイドの間接照明だけにしてくださっているのは、いわゆる私に対する配慮かな?  それにしたって真っ暗闇じゃないのがしんどくて。  そもそもベッド傍に灯りがあるってことは、そこに近付けばあれもこれも結構しっかり見えてしまうってことで。 「で、んき……」  って言ったら「ああ、暗過ぎました? シーリングライトもオンにしましょうか?」って……逆です、宗親(むねちか)さん! ✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽―― --------------------- 【お知らせ】 スター特典②『例え偽装の夫婦でも』 https://estar.jp/extra_novels/25839895 a7459643-f1f9-4dbd-b84a-c67019d2a35e 完結しました(人´Д`*).+゚.(本編に☆1で読めます) 本編よりほんのちょっと未来の2人と、が覗き見られます。 もし宜しければ❤️(2021/07/31) --------------------- ✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
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