25.初めての*

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(もしかして……ううん、もしかしなくても宗親(むねちか)さん。本当の本当に私とエッチしたくてたまらない、とか思ってくださってる、の……?)  明るすぎるシーリングライトに目をしばしばさせながら見上げたら、 「僕は前に一度、キミからお預けを食らわされています。仕返しに今朝、春凪(はな)の身体にわざと触れて、キミにも悶々とした一日を過ごしてもらえるよう仕掛けたつもりですが……今日一日、春凪(はな)は僕とのこと、想像したりしなかったんですか?」  言いながら着ていらした上を勢いよく脱いで、早くも上半身裸になられた宗親(むねちか)さんに、私はどうしようもなく戸惑ってしまう。  何これ何これ何これっ!?  聞いてないですよぅ!?  こんな齧り付きので(実際には組み敷かれているだけですけど)、極上のが見られるなんてっ!  口では「きゃーっ、宗親(むねちか)さん、いっ、いきなり何をっ!」とかもっともらしいことを言って顔を手で覆ったりしながらも、しっかり指の隙間から堪能させて頂いてます!  有難うございます!
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