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直後、カシャッとシャッター音がしたからゾクリと身体が震えた。
「なぁ春凪。リベンジポルノって知ってる?」
下卑た笑いとともにそんな事を言ってきた康平が、「今って便利だよなぁ。スマホ一つで誰でも発信者になれちまう」と恐ろしいことを言う。
「んんんっ!」
やめて!って言いたいのに口を塞がれたままの私はそれさえ言わせてもらえなくて。
口を塞いでいない方の手で押しつぶすように乱暴に胸を鷲掴まれて、嫌悪感と恐怖にギュッと目をつぶるので精一杯。
「世の中にはさ、お前のように乳首の出てねぇ胸の方が逆にそそられるってマニアックな輩もいるみたいだぜ?」
ククッと笑って「俺には分かんねーけどな」と付け加えながら私のお腹の上にスマホを置くと、康平がワンピースの胸元のボタンに手を掛けてくる。
一つ目のボタンを外したところで、片手ではやりにくかったからか、ふと手を止めて「大人しく出来るってんなら撮ったやつ、ばら撒くのだけは勘弁してやるけど。いい子にしてられるか?」と問いかけてきて。
私は必死に頷いた。
ネット上に裸なんて晒されたら、どんなに頑張っても完全に回収することは出来ないって聞いたことがある。
そんなのされたら私、生きていけない。
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