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きっとこれは先の宗親さんからの問い掛け、『このまましてもいい?』に答えないと前には進んで下さらないやつだ、とぼんやり思った私は、明確に〝このまま〟が何を指すのかも分からないままにコクコクと頷いた。
「ダメじゃ、ない、です……っ」
彼とひとつになれるなら……もう何もかもが些末なことに思えてしまって。
だって、宗親さんがすることに、ダメな事なんて何もないはずだもの。
宗親さんは私の答えを聞くなり「有難う。一生大事にします。僕の……春凪っ!」って背後から私をギュッと抱き締めてきて。
「ふ、……あぁぁっ!」
今度こそ私の中に押し入ってきた。
何度肌を重ねても、宗親さんが私の隘路をこじ開けるようにして挿入ってくるこの瞬間だけは苦しく感じてしまう。
別に痛いとかそいういうことは全然ないのだけれど、何て言うのかな。
圧倒的な質量を感じさせられて、彼に貫かれているのを実感してしまうというか。
その苦しささえ幸せに感じちゃうって言ったら呆れられてしまうかな?
でも、今日は何だかいつもとは少しだけ感触が違う気がして。
膣内に受け入れた宗親さんがとても熱く思えるのは気のせい……?
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