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「ぁんっ」
まだ彼を受け入れたままだった私は、ほんのちょっと身体が動いただけで、敏感になり過ぎた膣内の感覚にほだされて、変な声が出てしまう。
「――っ。春凪の中っ、すごい動いてる」
宗親さんが艶めいた声でそんな実況中継をなさるから、恥ずかしくて堪らない。
「時間さえ許すならこのままもう一度、って言いたいことろですけど――」
そんな私の羞恥心なんて知らぬ気に宗親さんはすごく残念そうにそう零すと、すごく色っぽい吐息とともに私の中からいなくなってしまった。
「……ャ、ぁんっ」
その感触さえも刺激になって。彼が中からいなくなってしまうことを寂しいと感じてしまった私はエッチなのかな。
「春凪。お願い。そんな悲しそうな顔、しないで? 続きは、食事の後で、――ね?」
私、そんなに物欲しそうな顔をしてたのかな?
鏡越し、宗親さんがふわりと微笑んでチュッと首筋にキスを落としてくれて。
その心地よさにどうしようもなく下腹部が反応してしまう。
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