マクと洞窟の宝

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酒を飲みすぎて、3日が経った。 「え!もう無いの!」 袋は空っぽになった。 「不思議だなあ。お金って言うのは。」 おじさんは不思議そうに空っぽの袋を見て言う。 「他に何か使ったの??」 おじさんは手を口に当てて考えた。 「服を下着まで全部買い換えた。マッサージ行ったり、温泉へ通ったり、髪切ってもらったり、占いもしたなぁ。」 「占いもかよ!!そんなのすぐ無くなっちゃうよ!!」 占いは結構高い。誰でも災難を避けたり、将来を知って安心がしたいからだ。 おじさんは厄除けをお願いしてきたという。 ……効果あんのかそれ。 というか、なんか最近おじさんからいい匂いがすると思ったら温泉へ行ってたのか。 そしてまた今日から臭くなっていくんだろうな。 「そろそろ出発するか。重い金もなくなって軽くなったし。」 身体をグイグイっと伸ばして、ほぐし始める。 「ええ、またまずい携行食になるのか。やだなぁ」 どうせならば、美味い携行食を買っとけば良かったと後悔した。 ステーキ味とか、あったかもしれない。 「さあ!準備をするか!肩慣らしに、夕方には軽く町を3時間ほど散歩しよう!」 「ウォーミングアップ長すぎないー?」 マックはベッドに仰向けでボフンと寝転んだ。 まあ、歩くのが嫌だからと言ってこの町にずっと居たくはないだけれどね。
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