波多真理  9

1/1
前へ
/11ページ
次へ

波多真理  9

さとちゃんと私は、2人である場所に向かった。 そこは警備室。 「どうも、お世話様です。会長の秘書の里見です」 さとちゃんは、警備員に名刺を渡した。 「はい…」 警備員は、名刺を不思議そうに見ている。 こんなところに何で会長秘書が来るんだろう、と思っているだろう。 「突然すいませんね。会長に頼まれて、ちょっと調べたいことがあって。データー確認させてもらいたいんですけども」 さとちゃんは相手に不快感を感じさせない雰囲気がある。 「そうゆうことなんですね。わかりました。こちらへどうぞ」 警備員に奥の部屋に案内される。 「このパソコンに、データは入っています。調べる日時が分かっているならここに入力して頂いて……」 私とさとちゃんは、パソコンの前に座った。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加