こもりん神戸旅行こぼれ話③&秋の大人遠足

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こもりん神戸旅行こぼれ話③&秋の大人遠足

昨日は長女が赤ちゃんの時仲良くなった友人と、秋の大人遠足をしてきましたよ。お互い娘二人の母、今は子供抜きでお出かけする親友となりました。 行き先は上野にある 重要文化財にもなっている『旧岩崎邸庭園』 三菱財閥の本邸として作られた由緒ある洋館。 歴史の風が吹き抜けていきます。 d5d115b7-26dd-4c78-a0c0-86d932ce816e 明治29年に完成したという洋館。 趣が格別です。 秋空に映えていましたよ。 2377c30b-9468-4972-b01b-9865ef9a4a16 窓から見える庭園は1枚の絵画のようですよね。 560ef0ce-95bf-4c4e-b8ec-384de6cd0dae 贅をこらした本格的な内装にうっとり。 『まるでおとぎ話』の世界もこんな感じだったのかな~ とまた妄想しちゃいました。 5df5012c-c7fa-488d-91f6-3876d07e52da 和室もあります。 おぉぉぉ、これは『月影寺』の母屋のイメージです。 いっくんと芽生が遊びに来た時、ここで小坊主姿で遊んだかも。 なんてモクモク~ 6bb4e10c-9dbd-48f0-836b-db36f6e0d9b8 和室でお抹茶と和菓子をいただきましたよ。 秋らしく紅葉 いい色合いですね。 c896ba2b-a4ee-446f-8ada-78b22928f8e2 こちらは「紫式部」 中はゆず餡でした。 e9ccc71c-2769-43ec-9f27-28b841cd66a0 これはビリヤード場です。 洋館から地下道で繋がれているんですって。 スイスの山小屋風だそうです。 素敵素敵! 3d843dbc-9050-4d80-b588-3104b8c73b05 歴史ロマンを感じながらの散策 秋風が心地良く最高でしたよ。 生まれてからずっと東京に住んでいますが、まだまだ知らない場所、行っていない場所が沢山あります。 その後不忍池を散策。 蓮池が広がっています。 f068b736-d7b7-43c6-a792-ff4a1ba0958e 和菓子のモチーフになっていた紫式部を発見。 この紫も良いですね。 5070f6c5-f07e-4870-b0de-30d8c4002c88 **** 昨日は朝から夕方まで遠足していたので、帰宅後創作しました。 『忍ぶれど』遅い更新になってしまいましたが、私なりの萌えをギュッと注ぎ込んでいます。読んで下さってありがとうございます。 『幸せな存在』のほのぼの話と『忍ぶれど』の切ない萌えを書くのがバランスがいいです。 同人誌の原稿をそろそろ並行してしないと…ですが、出来る所までは書き続けたいです。 頑張りますね! 今日はインフルエンザの予防接種受けてきます。 短いですが、昨日のこぼれ話の続きを **** 「とにかく数え切れないほど沢山、買ってしまいました」 「箱一杯のあずきTシャツ、実に天晴れだ。」 「流さん、僕、『大人買い』というものを初めてしましたよ。あ、でも売店ではまだ大人ではなかったで……違うか。僕が大人の階段をのぼったのは神戸ですよー」  ブツブツ言っていると、流さんに笑われました。 「ははは、それ以上はしゃべるな。翠が寂しがるからな」 「住職さま? 僕は今まで通りのこもりんですよ。ご安心下さいね」 「うん、良かったよ。実は……君が『エロりん』になってしまったら、どうしようかと心配していたんだ」 「はて? 『エロりん』とは?」 「あああ、なんでないよ。忘れておくれ」  住職さま、動揺して真っ赤ですよ。    流さんはニヤついています。  それにしても勢いでこんなに買ってしまったので、今になってドキドキしてきました。よく考えたら、僕、勝手なことをしちゃったかもしれません。  皆に僕の趣味であずきTシャツを送りつけて、ドン引きされないか不安です。  すると……  あずきTシャツを早速着てくださった住職さまが、優しく声を掛けて下さいました。 「小森くん、良かったね。こんなにお土産を買えるほど、仲良しな人が沢山出来たのだね。皆、小森くんが大好きだよ。芽生くんやいっくんもよく懐いて、いや、君もエンジェルズに溶け込んでいるしね」  住職さまのお言葉が心に染みます。  そして昔のことをふと思い出しました。 「僕……中学の修学旅行で実は自分の御守だけ買ってウキウキ帰ったんです。今考えたら……持たせていただいたお小遣いでお父さんやお母さん妹にもお土産を買えばよかったなぁと……本当に僕はひとりよがりな悪い子でした」  住職さまが頭を撫でてくれます。  やさしく、やさしく、心がまあるくなっていきます。 「君は悪い子なんかじゃないよ。ご両親も妹さんも、小森くんの笑顔が一番大事なんだよ。それは僕も流も同じ気持ちだ」 「ううう、ありがたいお言葉です」 「一度お里帰りをするといい。元気な顔を見せでおいで」 「あ、はい」 「小森の土産のあずきで俺があんこを作ってやるから、それも持って行けよ」 「おぉぉぉぉ、ありがたき幸せでございます」  気がつけば、いつの間にか流さんもあずきTシャツを着ていました。 「あれ? 流、いつの間に着替えたんだ?」  住職さまが不服そうな顔をしていますよ。 「へへへ、着心地いいな。これを着ているとあんこパンマンのようにヤル気が満ちてくる」 「……」 「ん? 翠、どうした?」 「……僕だって流の着替えを見たかったのに……ずるい」 「お、おい!」 「……僕はサービスしたのにな」 「や、やめろ! それ以上はヤバいって」  おやおや流さんが動揺していますね。  珍しい光景です。 「ふふ、小森くんと話していると、不思議と気が緩んでしまうよ」 「そ、そうか」  住職さまと流さんは、今日もとっても仲良しさんですね。  お二人は兄弟以上のご縁で結ばれているのでしょう。  それは、とても良きことです。  僕には見えるのですよ。  お二人をお空の上から見守ってくれている、先の世を生きた人の姿が。  ご住職さまと流さんに、よく似たお顔ですよ。  どうか、ご安心下さい。  お空の上の二人も、今はとても幸せです。  もう、ずっと一緒です。   ****  いつものことですが……こぼれ話が本編のようになってしまいました😅  それぞれのあずきTシャツの行方は、また今度。    今日もよい1日でありますように🍀  
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