小話と京都のお土産

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小話と京都のお土産

こんにちは、うみです。 休日なのでゆっくり更新していきますね。 次女無事に修学旅行から戻ってきました。 お天気に恵まれ最高の思い出を作れたようです。 本当に本当に行けてよかった。 コロナ禍を乗り越えて…… 清水寺 紅葉始まっていますね。 美しいです! e3051b47-1986-41b1-bccd-f9f47141de4e 3日目はグループでタクシーで観光をしました。 みんなで着物で。可愛いですよね! a0eb6f22-d5aa-45c5-868b-2a100f6bdd97 清水寺の近くで私には可愛い飴を買ってきてくれました。 箱のタンポポが『幸せな存在』っぽくて好き。 d696bc4e-ac28-4062-952e-0c89ead48dca 69be6a28-629c-4a71-a808-54d9b0943ecd 京都の伝統工芸品『京友禅』をイメージした パリパリ嚙める新感覚のフルーツ飴だそうですよ。 天然の着色料なので繊細な色合いで、ガラス細工のよう。 千代紙で仕上げた小箱、食べ終わった後はカードケースにしようかな。 金平糖もとっても美味しかったです。 女の子が選ぶお土産って可愛いですよね。 88d5d473-757b-48b4-9c64-6b14e6b7f523 4日目は嵐山散策をしたそうです。 和菓子作りに挑戦。 美味しそうに秋らしい和菓子が出来ましたね。 こもりんからも「100点満点」かな~🤣 14778585-a56b-4088-9e46-5711db00c89d 人生において高校の修学旅行は本当に1度きり。 当たり前のように行ってましたが、無事に催行され、元気に明るく楽しく参加できるって、すごいことなんですね。 改めて感謝です。 小話の続きを💕 **** 「もしもし、兄さん?」 「宗吾か、どうした?」 「兄さん、助けてくれよ」 「どうした? 何があった? 今すぐ行く!」  おぉ? 兄さんの正義感にスイッチが入ったぞ。  いやいや、来られたら困るって!  ってか、それまでもたん。 「いや、待てないほど困っているんだ」 「宗吾……お前が助けてくれなんて……心配だ」  ヤバい、兄さんの心配を増長させたか。 「な、何もないって、元気いっぱいさ」 「信じられないな。お前はいつも元気で明るくて……弱みを見せないところがあるから。そうだ、ちょっと顔を見せてくれ。カメラモードに切り替えろ」 「え?」  いやいや、斜め上を行く展開だぞ。  俺……素っ裸だ。  瑞樹は「だから言ったじゃないですか。服を着て下さいって」とおかんむりだし、参ったなぁ。 「いや、その……」 「やっぱり何かあったのか」 「ええっと、その……」  ええい、開き直ってカメラをオンにした。 「……なんだ。また裸なのか。早く服を着ろ」  おいおい全然驚かないのかよ。  まぁ実家じゃ、いつも風呂上がりに、ぶらぶらさせていたしなぁ。  んじゃ、本題に入るか。 「へへ、まぁな。それより聞きたいことがあるんだ。あのさ、おもちゃの手錠の外し方を知ってるか」 「……お前、まさか!」  兄さんの顔色が変わる。 「まさかって?」 「瑞樹くんにはめたんじゃないんだろうな」 「え?」 「やっぱり……いつかやると思ったよ」 「いやいや違うって」 「隠していても分かるぞ。いいから早く外してやれ。間違っても変なプレイをするんじゃないぞ」 「ええええ……酷いな」  ってか、今なんて?  プレイって……兄さんの口から漏れた言葉とは思えん。 「どうせ鍵をなくしたんだろう? しまった場所を忘れたとかで……お前は昔からズボラだからな……やれやれ」 「そこまでお見通し?」 「コホン、私を誰だと思っている。裁判官に弁護士と経て、たまにそういう事例がある。解除の仕方を調べてやるから、商品名を吐け」  ひぇ、尋問されるのは俺なのか。 「ええっと」  部屋に転がっているパッケージを読み上げた。 「『逮捕しちゃうぞ!  本物そっくり手錠  上がるテンション! ラブラブな二人の刺激グッズ』……」  ちょっと待てよ。このタイトルってまずくねーか。 「……宗吾、それ100均のではないのか」 「えっ……そのちょっと『大人のおもちゃ』……」 「はぁぁ、嘆かわしい、しかし私は瑞樹をくんを救わねば」  暫く待つと兄さんが、手錠を外す方法を教えてくれた。 「いいか、もう馬鹿なことはするな。本当に捕まるぞ」 「へ、へい!」  俺はベッドの中で耳を塞いでうずくまる瑞樹に覆い被さって、囁いてやった。 「瑞樹、待たせたな」 「宗吾さん、早く助けて下さい」  涙目の君を抱きしめて、手錠のストッパーを探し、下に下げた。  カチッと音がして、ジャラッと外れた。 「え?」 「これさぁ、よくよく読んだらここに安全装置付きって書いてあったよ。だから鍵がなくても外せたんだ」  瑞樹はへなへなと倒れ込んでしまった。 「僕としたことが、よく説明を読まずに……あぁぁ恥をさらしまくって……」 「んなことないって。眼福だったぜ」 「うううう……」  瑞樹がめそめそしているで、宥めていると……  背後に影が伸びてきた。  背中に衝撃を受ける。 「うっ……油断していた」  パコーン!  パコーン、パコーン、パコーン!  いつぞや聞いたあの音だ。  おもちゃのハンマーのまぬけな音がした。 「お兄ちゃん、大丈夫」 「芽生くん」 「パパをたいじするから待っていてね」 「くすっ、それよりパンツを穿かせてあげて」 「よーし、とっておきのパンツはかしちゃうよ」  芽生がらくだ色のパンツを持ってきた。 「なんだ? この色」 「おばあちゃんがこの前持ってきたの。おじいちゃんの形見だって」 「くすっ、宗吾さんよくお似合いですよ」 「ひぇ、悪いことできないな」  最後は笑顔で笑いあった。 **** 軽井沢 「いっくん、すきなものかってあげるよ」 「わぁ、いいの?」 「もちろんだ。買い物に付き合ってくれたご褒美だぞ」 「いっくん、さっきいいものみつけちゃったの」 「なんだ?」 「これぇ」  いっくんが教えてくれたのは…… 「ええぇ? なんでこんなところに?」 「これぇ、すいしゃんのももおちりだよね?」 「だな……これは……そっくりだ」  いっくんが指でつんつん押して、ニコニコしている。 「えへへ、ぷにぷにしていて、そっくりだねぇ」 「ははは……そうだ、いっくん、これを買ってあげるから、もう翠さんのお尻を触ったら駄目だぞ」 「うん、いっくん、おやくそくまもるね」 「よし、買いに行こう」 「あい!」  オレは迷ったあげく、買い物かご一杯の『すいさんのももおちり』を購入した。  これは一生分の『翠さんの桃尻』だ!     49341df5-2c16-4f9f-8975-82e856be2470                        小話おしまい! 連日気ままに書いてきました。 楽しんでいただけましたか🤣 今日も明るい始まりで―― 小さな幸せが見つかる日となりますように。
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