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クリスマスまであと17日
おはようございます。うみです。
昨日は1日がかりで春庭同人誌の原稿の最終校正をしました。
一太郎というソフトで音声読み上げで、読みやすさの確認と文字校正をしています。
昨日だけで4万字。実はまだ残りが45,000文字あるので、引き続き頑張ります。これが終わればようやく書き下ろしと特典に取りかかれます。
急にスピードアップ出来たのには理由があって、実は我が家のノートパソコンが2台とも不調で、1個はキーボードの叩き過ぎてキーが1個外れて折れてしまい、テープで補強しながら打っていたので、とにかく大変で……あともう1個はモーター音(異音)が酷くて壊れる前兆かと。
さすがにこれでは同人誌作業も捗りません。
そこで思いきってブラックフライデーの時にビッグカメラへ行って来ました。
店員さんに、とにかく丈夫でキーボードで文字を打ち込みやすいのが欲しいと訴えて、選んでもらいましたよ😊
ずっと富士通だったのですが、キーボードが壊れたのと光沢タイプの液晶で目が痛くなるようになったので、初めてレノボのThink Padにしました。
執筆環境って大事ですね。
ストレスがなくなったので、このまま一気に仕上げていきます。
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クリスマスまであと17日
もう12月8日! 早いですね。
いっくんと芽生のおしゃべり。
サンタさんに何をお願いする?って芽生が聞いているのかな。
いっくんは無邪気に答えていそう。
クリスマスの話も早く書きたいです。
絵本は『ありときりぎりず』
これも懐かしいです。
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うみのクリスマスプレゼント交換
昨日はお二人の方から届きました。
ぎっしり詰まった贈り物にテンションが上がりました!
美味しそうなクッキーや最中。
すずらんのしおり、ぬいグッズ。お散歩バッグなど沢山いただきました。
クリスマスカードはアドベントカレンダーになっています。
3人のエンジェルが可愛い🩷
いっくんと芽生と槙くんなのかな? それとも、お空にいった夏樹がお友達と一緒になのかな?
夢膨らむファンタジーな世界で、とっても素敵です。
pipopaちゃん、本当にありがとうございます。
クッキーは東京では買えないお店のものなので、いただくのが楽しみです。
素敵なセレクトですね!
大切にクリスマスの頃、家族といただきます。
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そして夕方もう一人の方から届きました。
こちらも箱にぎっしり詰まっていました。
わぁ~GODIVAのチョコレートまで!
この前お店を眺めてクリスマスのシリーズ可愛い💞って思っていたのでうれしいです。優しさがギュッと詰まっていました。うれしいです。
アールグレイのお紅茶や焼き菓子も美味しそう。
カードはなんと立体で光るんですよ。
そして音楽まで流れます。
ブルーの光のツリー、きれいでうっとりです。
沢山の贈り物ありがとうございます。
いつも寄り添っていただけてうれしいです。
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こちらはゆーちさんからいただきました💞
娘にプレゼントとのこと🎁
京都のクリスマスの吹き寄せ、カラフルでころんとしていて可愛いですね。
お寺のクリスマスにぴったりだわ。
早速毎年恒例で、壁にいただいたカードを張り出しましたよ。
今年も壁がいっぱいになるかな? 楽しみです。
さて翠で遊んでいる?小話の続きを
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僕はすごい勢いで、客間に向かった。
今の僕は、まるで毛を逆立てた猫のようだ。
猫が逆毛を立てるのは、怖い思いをした時、怒っている時、興奮している時、驚いた時……
まさに今の僕の状態で、自分でもフーフー言っている自覚はある。
まったく月影寺の住職たるもの、たかが桃尻を模した玩具に右往左往するとは情けない。
でも物申したい!
僕は客間の襖をピシャッと鋭い音を立て開けた。
「流! あれは何? 白玉を僕の尻に見立てるとは!」
「へっ? おいおい、あれは尻でなく桃だぞ? 翠の脳内大丈夫か」
「え! あっ……ええっ……桃? そうなの?」
流の返答を聞いて、真っ赤になってしまった。
そうだ、よく見たらあれは、ただの桃だ。
中華の桃まんみたいなものだ!
僕は自意識過剰になっていたのか。
自分の尻だなんて…… もういい年の男の尻を桃だなんて、おこがましい事を。
がっくしと膝をついて、冷静になろうと努めた。
冷静になると、冷や汗が出た。
ここは客間で駿くんと宗吾さんがいるのに、僕はなんという醜態を! 慌てて居住まいを正して向き合うと、異様な光景を目にした。
「ん?」
またもや二度見だ。
練り切りと間違えられた『すいしゃんのももおちり』は消え、その代わり懐紙の上の『おじゃり餅』の先端が何故か水分を含みべちゃべちゃになっていた。
そして、よく見たらなぜか二人の間に宗吾さんがちょこんと座っていた。
「そ、そ、宗吾さん!」
「やぁ、お邪魔しています」
「あの、ここで今、何を?」(猛烈に嫌な予感)
「あぁ、猫をお引き寄せていたんですよ。逆毛を立てた猫ちゃんがやってきましたよ! ハハっ」
「へ?」
「あのぉ〜お取り込み中すみません。翠さん、お守りをありがとうございます」
「お!それそれ」
宗吾さんが懐から『すいしゃんのももおちり』を取り出すと、駿くんと想くんも取り出して並べた。
もはや見慣れたので驚きはしない。
「これ、幸せなお守りだそうです。だから僕たち、ご住職さまに祈祷していただこうと思って……あの、このお寺ってとても居心地がいいですね。僕たちもご縁を感じています」
駿くんと想くんもつまり、そういう関係なのだろう。居心地がよいと言われて、僕はとても満足した。
また1組の同棲で愛し合う人たちと縁を持てた。
この『すいしゃんのももおちり』が結びつけてくれた縁ならば、僕も受け入れよう。
「いつでもお越し下さい。では、この桃尻に祈祷致しましょう」
「わぁ、うれしいです」
想くんの清らかな瞳に、僕の動揺もすっかり収まった。ここは住職らしく振る舞おう。
「コホン……流に頼みがある」
「なんでしょう? 住職」
「うん……尻がむき出しなのは寒そうだから、お守り袋を作ってくれるか」
「御意」
僕はお盆に『すいしゃんのももおちり』を恭しくのせて、すっと立ち上がった。
そこに、にゃーんっと、白猫が紛れ込んできた。
「あ、駿、見て! 本当に可愛い猫ちゃんが来たよ」
「おー! 宗吾さんの言った通りだな」
「猫ちゃん、おいで」
そこにわらわらとやってきたのは、洋と瑞樹くんと芽生くんだった。
「その子はルナという名前だよ」
「あ……君は以前東銀座のBARで会った……洋くん!」
「久しぶり……想くん」
そうか、洋の知り合いでもあったのだね。
やはり縁があるのだ。
「あのあの、スイさん、どこへいくんですか」
「あぁ、芽生くん、桃の祈祷に行ってくるよ」
「あ! それならこれもお願いしす」
芽生くんが満面の笑みで差し出したのは、ざるいっぱいの『すいしゃんのももおちり』だった。
「これ、宝物です。だって竹やぶの中に埋まっていたから、かぐや姫の忘れものかも」
子供の発想は可愛いね。
「これはね、お守りなんだよ。幸せのお守りだよ」
「わぁ、ぼくも持ってます。ほら、いっくんがくれたんです」
「いっくんか、なるほど。いっくんが発案者だったのか。ではエンジェルズの願いを叶えよう! これをお守り袋に入れてあげるから大切にするといい」
結局、僕自身が「すししゃんのももおちり」をお守りに仕立てる当事者になった。
これもご縁だ。
これも一興。
月影寺に集う人たちをつなぐお守りの誕生だ!
小話、おしまいです🫡
長々と読んで下さってありがとうございます!
今日もよい1日でありますように🍀
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