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恋人の日なので……17文字の世界を♥
こんにちは、うみです!
今日は恋人の日だそうですね♥
昨日TwitterのタグでSSを2本作ったので、補足しながらこちらでも紹介しますね。まずは1作目から……エッセイでは、おまけSSをつけました。
#午前3時を17文字以内で表現する
17文字の世界で、ドラマのワンシーンが浮かべば……♡
おまけの妄想(『重なる月』の流&翠)の……えっちなのになりました!
……
真夜中に目が覚めると、時計の針が三時を示していた。
昨夜……この離れで……何時から流に抱かれ、何時まで抱かれていたのかな。
まだあまり眠っていないような……疲れ果ててぐっすり眠ったような、どっちつかずの気分だ。
あ、また流が……いつの間に……腕枕なんてして。
そういうの恥ずかしいから駄目だって言ったのに……
逞しい腕だ。僕の頭をのせていても、少しも苦しそうじゃないな。
僕が逆のことをしたら、きっと腕があがらなくなるのに、ずるい。
「翠、どうした? 眠れないのか」
僕の気配に流が起きてしまった。まったくお前はいつも僕に関して敏感過ぎる……。
「何かして欲しいことはないか」
そんなに、何かしたくてたまらない顔をして……もう、仕方がないな。
「喉…乾いたね」
そう告げると、流は水を得た魚のように、和室の襖を凄い勢いで開けた。
そこには……何故か小さな、旅館にあるような冷蔵庫が設置されていた。
え……そんな場所に、いつの間に?
「翠、何を飲むか。冷水、炭酸水、お酒も準備万端だ……あと、これも」
「何、それ?」
「冷やしたローション。マッサージしてやろうか、日焼けした身体には気持ちいいぞ」
「……なんだか、違う場所をされそうだ」
何気なく呟くと……
「翠がそんなことを言うなんて! も、もう一度していいのか」
「よ、良くない!」
どうやら迂闊な一言で……弟を期待させてしまったようだ。
「翠、なぁ駄目か……俺、期待でこんなになってしまった」
「う……もう……こんなに?」
股間に手を連れて行かれ、ドクドクとした高まりを感じると……
僕も欲しくなってしまったじゃないか。
はぁ……僕は流に甘すぎるのかな。
そろりと膝を立てて……流を促してしまった。
……
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