翠流SS⑲はクロスオーバー中

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翠流SS⑲はクロスオーバー中

 おはようございます。うみです。  昨夜『まるでおとぎ話』https://estar.jp/novels/25598236に新しいスター特典を設置しました。  家系図や年表など『おとぎ話シリーズ』を最終話まで読まれた方向けの完全なネタバレなので、30スターにしています💦  あのあのですね……たまにスター特典がハードルが高いとご指摘をいただくのですが、私のスター特典は、長期連載を毎日スターで応援していただいたお礼を兼ねています😌  本編が1年以上連載していた433話の長編なので、どうかご理解ください。いつも『うみワールド』ではこのスタイルでやっています♫  達していない方ごめんなさい。なので皆さん共通で何か新しいものが読めるようにと、おまけの1話を本編に書き足しましたよ💕 **** 昨日のアイコンメーカーで作った芽生が好評だったので、もう一つ。 「お兄ちゃん、だーいすき! だっこして」  抱っこをせがむ芽生です! どうでしょうか🍀 f0e9a648-a55f-4e6a-895a-9c473f3f4cf2 ****  不器用ですが、パーツを繋げるだけのアクセサリー作りが好きです。 (本当にチェーンに通しただけ)  芽生の四つ葉のネックレスです🍀  0e5b1e15-c0f4-41f7-827c-1794403820f7437e0f65-4ca8-48e7-b669-613de005f2bf  『幸せな存在』ですが、1000話も書いたので、正直……たまにネタ切れになったり同じようなことの繰り返しになったりもします。  でも、まだポツポツと書きたいこともあるので、毎回同じコンディションで書けませんが、楽しむことを忘れずに書いていきたいと思います。  温かく応援していただけたらとっても嬉しいです💕  本日こちらも後ほど30スター特典追加しますね。 **** 重なる月 https://estar.jp/novels/25539945 『翠と流の夏の温泉旅行⑲』  山深い鄙びた旅館なので、売店といってもこぢんまりしていた。  うーん、ここに翠のご所望のレモンシャーベットなんてあるのか。  一応冷凍食品を扱っているようなので、棚を覗くと奇跡的にあった!  やった! しかも残り1個か、ついているな!  そう思い手を伸ばすと、背後から手が伸びてきてシュッと奪われた。 「あ、おい! 俺が先だ!」 「え? 先に取ったのは俺ですけど」  むむむ、振り向くと、モデルのような体型と芸能人でもおかしくない顔立ちのシュッとした美形男子が立っていた。  何故だか対抗心が湧いてくる。 「レモンシャーベットでなくてもいいんじゃないか」 「いえ、『しずる』にはさっぱりしたものを食べさせたいので」 「それを翠がご所望なんだ」  つい、名前まで出して大人げなく取り合ってしまった。  そこに小さな女の子がやってきて、 「おにいさん、れもんしゃーべっと、とってください」  と言うんだから、思わず渡してしまった。  子供には敵わん。  さてどうしたものかと、考えていると、売店の女性が声をかけてくれた。 「お客様、そんなにレモンシャーベットが欲しいのなら、ここから歩いて15分ほどの所に、小さな食料品店があって、そこでオリジナルの美味しい檸檬シャーベットを売ってますよ」 「なぬ? 行く!」 「行ってみます」  何故かモデルのような男と意気投合してしまった。  道中、せっかくなので嫁自慢をした。 「君も恋人と旅行中か」 「えぇ、そうです」 「ふーん、きっと可愛い娘なんだろうな。『しずるちゃん』って」 「え? えぇそうです。静留は最高に可愛いです」 「俺の翠は、楚々とした美形だよ」  間違ってはいないよな。  翠という名は女性にもいるし……勝手に名前を出したがいいよな? 「へぇ……翠さんって、古風で素敵な名前ですね」  お! 話が通じる奴じゃねーか。 「そんで、君の名前は?」 「東弥(とうや)です」 「東弥くんか、俺は流だ。よろしくな!」 「流さんですか。作務衣姿でワイルドですね。あの……旅館の庭師かなんかですか」  おいおい! 「違うよ、俺は寺に勤めてる」 「あぁ、なるほど……僕は学生です」 「……若いな」  行きはそんな他愛もない話をして、檸檬シャーベットを買った帰り道は、二人ともシャーベットが溶ける前に恋人に届けようと猛ダッシュだった!  若いもんには負けられないぜ‼   続く~♫ **** 沈丁花さんの作品『朝日に捧ぐセレナーデ』https://estar.jp/novels/25665253とクロスオーバーさせていただいています。
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