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小話 ランドマーク 赤い薔薇の騎士①
おはようございます。うみです。
昨日『幸せな存在』に掲載した、まるさんメイド。
こちらにも置かせて下さいね🌹
本当に立体的な薔薇の飾りが素敵ですよね。
まるさん~ ありがとうございます。
以前、ノンさんにいただいたアンティーク風のレース編みを背景に写真を撮りましたよ。芽生~🌱似合っていますよね。
この衣装、ランドマークのアーサーが幼少期に着ていたものなんですよ。(そういう設定にしました)
そこから湧いた小話を少し……短い文章で少し続けていきますね。
****
ランドマーク『赤い薔薇の騎士』①
「瑠衣、今日はロンドンの屋敷に行ってくるよ」
「そうなの?」
何か呼び出しかと、つい身構えて……ヒヤリとしてしまう。
「そんな顔するな。荷物を取りに行くだけさ」
「荷物?」
モーニングティーを注いでいた手を止めると、アーサーはふっと微笑んで、僕の髪を優しく撫でてくれた。
「すぐに戻ってくるよ。俺の思い出を引き取りに行くだけだから」
「?」
夕刻、君は約束通りに戻って来てくれた。
両手に革の大きなトランクを抱えてうっすら額には汗をかいていた。
「えっ……そんなに大荷物だったの? 僕が駅まで迎えに行ったのに……」
「この位、大丈夫さ。君をいつも抱き上げて鍛えているからね」
アーサーが意味ありげにウィンクする。
玄関でいきなり足が浮きそうになるほど抱きしめられて、口づけを受ける。
「あっ……んっ……」
「早く戻って、こうしたかった」
「アーサー、お帰りなさい」
濡らされた唇を指の腹で撫でられ、僕の瞳を覗き込むようにアーサーが甘く微笑んでくれる。
「瑠衣、君が喜びそうなものを沢山持って帰ってきたぞ」
「?」
やっぱり、今日のアーサーはいつもより更に上機嫌だ。
「悪いが、おばあさまを呼んで来てくれるか。コンサバトリー(英国風サンルームのこと)にいるから」
「分かった」
おばあさまと一緒にコンサバトリーに入ると、アーサが白いシャツを腕まくりして、僕たちのお気に入りのラブソングを口ずさんでいた。
やっぱり機嫌がいいみたいだ。
君がトランクの中から取り出してソファに並べているのは、小さな子供の衣装だった。
どれも丁寧にオーダーメイドされた逸品なのは、一目見て分かった。
「アーサー、これって……?」
つづく🎵
****
最後にご報告を。
7月20日に予定していたオフ会ですが、急遽、延期することになりました😭
最近都内の感染者が爆発的に増えているので、このタイミングで会食はリスキーかなと泣く泣く……判断しました。延期なので、また落ち着いたら開催します。その時はエッセイでもレポートさせてくださいね。
早く落ち着いて欲しいです。秋庭までには……どうか😭
という理由で……暫く大人しくしていようと思うので、その分、執筆したいです。とりあえずここで、小話を少し続けます。楽しみは自分で作らないとですね。そのうちランドマーク本編に移すかもしれません。
あと、昨日、新しい絵師さまと素敵なご縁がありました。
即決でピンときたので表紙絵を1枚、描いていただく依頼をしました。
秋にはお披露目できると思います。
どの作品かお楽しみになさってくださいね。
今日もよい1日でありますように🍀
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