ランドマーク 小話 赤い薔薇の騎士 ④

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ランドマーク 小話 赤い薔薇の騎士 ④

おはようございます。うみです。 今日は暑いですね~ 本当はオフ会だったのですが都内の感染者数が現在爆発しているので、延期にしました。なので、今日は大人しくお家にいますね。 私の周りでも直接ではないですが、じわじわ増えています。 仕事で打ち合わせした方も、数日差でかかられていたりとヒヤリ。 どうかお気を付け下さいね。 昨日、読者さまから北海道旅行のお土産が沢山届きました🎵 母子草さん、ありがとうございます💕 箱いっぱいのお土産に感激しましたよ。 174b7142-3599-4df8-a85c-ab6ae9936a06 富田ファームのラベンダーの香りってとても良いですよね。 瑞樹からもこんな香りがしそうです。妄想しちゃいます。 ラベンダー色のタオルも癒やしだわ。 4019b624-f86b-46c7-ad3b-f45c3614a056 こもりんと芽生が喜びそうなお菓子セット🎵 どれも北海道らしくて美味しそうです~ 957773be-fd55-426c-826f-353054a8f981 ハーブティーセットは、瑠衣が上手にいれてくれそうです🎵 712a47dc-2dc7-4160-8530-5f25377b85f6 入浴剤とマスキングテープセット こんなに沢山💕 マステは可愛い柄ばかりで、キュンキュンです。 入浴剤は癒やしなので、ありがたいです。 251098cb-389f-43ce-85d6-1b41715059978024861b-d59c-422b-89c9-ce9d7ddb221f こんなに沢山の頂き物……じーんとしてしまいます。 コツコツ執筆を続ける励みになります。本当にありがとうございます! さぁ昨日の寸止めの続きです。朝からラブラブです🤗 **** 赤い薔薇の騎士 ③ 「瑠衣……瑠衣……」 「あっ……そこはっ……」  瑠衣の白い胸には、先日つけたキスマークが所々に点在していた。  そこを上書きするように吸う度に、瑠衣の腰がピクピクと小さく跳ねる。 「感じているのか」 「……んっ、ん……」  それもそうだろう。  わざと感じやすい場所に、痕を残したんだ。  もう一度キツく吸うと、まるで赤い薔薇の花びらのように色づいていく。 「薔薇の花が積もったみたいだな……ここも、ここも」  瑠衣の滑らかな肌は、いつの間にかうっすらと汗をかいていた。  ツンと立ち上がった両胸の尖りを交互に舌先で転がしたり、舐めたりしてどんどん高めていく。 「はぁっ……あっ……あ……っ!」  こんな風に、瑠衣の声が艶めいて上擦っていく瞬間が好きだ。  そのまま仰向けになって俺を見上げる瑠衣の脚を大きく開かせて、身体を沈めていく。 「ん……あぁっ」  シルクのパジャマを滑るように脱がせて、一糸まとわぬ姿に剥いていく。   「俺の瑠衣……」 「あ……アーサー、僕のアーサー」  瑠衣の腕が、ふんわりと俺を抱きしめてくれる。  こんな仕草すら、優しい瑠衣。  腰を揺るやかに揺らして少しずつ中へ潜っていくと……熱くてやわらかいものに包まれる。瑠衣の細い片脚を抱え上げて、更に奥を穿つ。 「……あぁ……っ」  そのまま、二人は夢を見る。  遠い遠い昔、まだ二人が出逢っていない頃の世界の夢を見る。 …… 「アーサー、8歳のお誕生日おめでとう」 「おばあさま!」 「まぁ私が贈った衣装を着てくれたのね。よく似合っているわ」 「でも……少しだけはずかしいです。男なのに赤いバラだなんて」 「そんなことないわ。赤い薔薇は『愛情』を表しているのよ。アーサー、あなたには伯爵家の嫡男として生まれて輝かしい未来が待っているけれども、どうか忘れないで。一番大切なのは、愛情よ……お金や身分では買えないものがあるの。あなたには……愛溢れる人になって欲しくて、その衣装を贈ったのよ」  大好きなおばあさまの言葉を、胸に刻む。 「おばあ様、アーサーは じゃあ……愛の騎士になります」 「まぁ! うふふ。あなたは本当に素直で可愛い子」  おばあさまに抱きしめられると、背後に小さな男の子が立っていた。黒いサラサラの髪に、黒い瞳の異国の子供だ。とても可愛い顔立ちで、黒目がちの瞳でじっと俺を見ている。 「おばあさま……あの子はだあれ?」 「まぁ、来ていたのね……この子は……あなたの……」  そこで……夢は走馬灯のように……時代を駆けていく。  瑠衣と霧の公園で出逢った日から、今日までの日をくるくると……  ロンドンの屋敷……イースターのピクニック……日本への帰国…… 再会と試練の日々…… 「瑠衣、瑠衣……瑠衣」  あぁ……いつの日の瑠衣も愛おしい。  あの過去があって今があるのだから。 ****  翌朝、俺は屋敷をそっと抜け出して、一着の衣装をテーラーに頼んだ。 「この赤い薔薇の子供服と同じものを、大人用に仕立てておくれ」  俺は、瑠衣の赤い薔薇の騎士になりたい。  あの日、おばあ様に誓った言葉を思い出した。 「真実の愛を探しにいきます」  その答えは、見つかった。  瑠衣に出逢えたから。  この先は、騎士として、その愛を守っていく。  それが俺の人生だ―― 『赤い薔薇の騎士』 了 **** はっ! 小話なのに、熱くなってしまいました!  いずれ加筆して『ランドマーク』https://estar.jp/novels/25672401本編にエピソードとして移行するかもしれません。 今日もよい1日でありますように🍀
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