月影寺の小話①

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月影寺の小話①

おはようございます。うみです。 いいお天気ですね。すっかり秋空だわ。 昨日は、ダンナさんと片道1時間ほどウォーキングしましたよ。 通りがかった公園には小さなお子さんが沢山。 木漏れ日の中のテントがいい感じでした。 ab9e4d9a-1def-48b3-8067-fc4f092efccf ふらっと入った洋食やさん。 オムライスが綺麗でした🍅🥚 もちろん美味しかったです。 チキンにマッシュルームにグリーンピース 基本の味っていいですね。 落ち着きます。 8c0970be-1e5f-40b3-b640-7ebd3f971a96 Twitter 初めて繋がりたいタグツイートしました。 良かったらお気軽にフォローして下さいね。 @seahope10です。 aad72cc7-21fc-4c20-be21-1d8365eed5d3 初恋の表紙から湧いたSSはこちらです。 本編抜粋したものですが、糖度増すように加筆しています。 7f2746ea-b5b7-4b08-9184-2cdd1b47a356422386ec-94ff-497f-b5d1-7ea06d53d2550e971150-cfcc-4398-9820-1b8b4dde146a 『今も初恋、この先も初恋』https://estar.jp/novels/25931194 表紙絵は、ほしふるほたるさん@HoshifuruHotaru の作品です。 この甘くて優しい二人の繊細な表紙絵のおかげで、キャラクターがイキイキし出しました。 昨日の更新でも駿が興奮して夜の海を走り出していましたよ😅 そして想は可愛いですよね。寝坊してパジャマでおはようだなんて。ちょっと天然さん。こんな息子が欲しい。そして駿のような子とお付き合いしてくれたら。なんて妄想しちゃいました。 想は、私の大好きなタイプの受けくんです。 **** 読者さま(まろんさん)と、栗の季節ですねって、お話していて、ふと書きたくなったものです。オチもない月影寺の普段の様子ですので、小話で。 小話『月影寺の毬栗(いがぐり)』①   楽しかったサマーキャンプの後は怒濤のように9月が過ぎて、あっという間に10月になっていた。  空が一段高くなり、秋がやってきた。  さぁ、今日はこれからは大仕事だ。  寺の庫裏で檀家さんが山ほど置いていった毬栗を見て、ニヤリと笑った。 「流、何をしているんだい?」  すっと現れた袈裟姿の翠の耽美な美しさに、思わず目を細めた。 「毬栗(いがぐり)を檀家さんにもらったんだ」 「へぇ、風情があるね。どこにお供えしようか。飾るのもいいね」  翠が目を輝かせる。  その澄んだ瞳の奥に、俺を見つけニヤリと笑う。 「これは飾るんじゃなくて、食うんだよ」 「あぁ……そうか、栗だものね」 「イガの中には瑞々しい美味しい実があるからな。まるで翠のように」 「えっ……」  袈裟を着た翠は近寄りがたいが、その中身は、瑞々しい俺の翠だ。 「りゅ、流……あの……もしかして変なこと考えてない?」 「そういう翠は?」 「か、考えてないよ」  目元を染めている所で、バレバレなんだが……  はぁ……この人はどうしてこうも可愛いのか。 「イガから取りだした栗を一晩つけておくのさ。明日は皮と渋皮剥きだ」 「ふぅん、随分と手間がかかるんだね」 「手間をかけるのは好きだから、一向に構わない」 「そうか……『手間』というのは、いいね。『面倒』とは違う趣を感じるよ」 「ふっ、そうだな。言葉一つで意識も変わるものだ。よし今宵は翠にも一手間かけるか」 「え? どうして、そうなるの?」 「翠が言い出したんだろ?」 「そうだったか」  翠が脳内であれこれ考え出したので、俺はイガを踏みつけて剥く作業に取りかかった。  こんな時間もいいものだ。  ゆるり、ゆるりと同じ時が流れていく。 …… 続く~🎵
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