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月影寺の毬栗 小話のつづき🌰
おはようございます。うみです。
ワクチンの副反応そんなに酷くなくて、良かったです。
朝は怠くて37.5℃程度、一度解熱剤飲んだら、午後にはすっかり元気になりましたよ。
時間も充分あったので、2作品とも更新出来ました。
『幸せな存在』ちょっとびっくり展開で心臓に悪かったですね😅
今日はとってもいいシーンになりそうですよ。
『初恋、』は連日、ラブラブシーンです。
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読者さまからの贈りものが届きました。
ぴょんきちさんから、ハロウィンによせて沢山の差し入れが!
シックな秋の色合いにグッときますね。
おぉぉ……鎌倉の紅谷さんの栗のバウンドケーキ!
これは初めてです。
先日書いた『月影寺の毬栗』のお話に出て来そうですね💕
大好物のクルミッ子まで。
こもりんを彷彿しますね~
しかも可愛い缶に入っています😭
こちらは、大切なお友達に少しだけお裾分けさせていただきました💕
可愛いシールも同封されていましたよ。
あぁぁ和菓子シリーズ可愛すぎます😂
🍀のシールも本当に嬉しいすよ。
使わさせていただきますね。
美味しいお菓子に元気をいただき、勢いで『月影寺の毬栗』の続きを書いてしまいましたよ💕
ハロウィンのお話も今年もあちこちで書きたいです🎃
スター特典にも置いていますが、こちらでも。
薙に頼まれて翠がモンブラン作りに挑戦。それを流が手伝うシーンです。
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「翠、そうじゃない!」
「翠、火傷するぞ」
「翠~‼」
久しぶりに兄さんを庫裡に立たせたが、危なっかしくて見ていられない。
やはり何の進歩もしていない。まぁ普段俺が何もさせないのだから当然か。
「あぁ……もう貸せ!」
「ごめん……最後の仕上げは僕がするから」
「あぁ、それでいい。翠は俺だけを見ていればいい」
「うん!」
なんとも可愛い返事を……
栗をペースト状にしたものに砂糖とバニラを加えたマロンペースを使えば、簡単なのだが、茹でた栗を使う方法はなかなか難しいぞ。砂糖を加えてペーストを作るが、そう滑らかにはならず、ぼそぼそしている。
無理矢理口金をつけた絞り出し袋に入れて、翠に渡す。
焼き立てのマフィンの上に絞り出すだけだが、翠が力を入れると、空気が抜ける間抜けな音しかしなかった。
「あ……あれ?」
びっくりして目を見開く表情が可愛くて、ちゅっとキスをしてやった。
「りゅ、流!」
「邪魔だったか」
「もう、僕が頑張っているのに」
翠が頬を赤く染めて奮闘するが、上手くいかない。
「流、これじゃ……駄目だよね。あぁ……薙が待っているのに」
「いっそ絞り出すのではなく塗りたくればいいんじゃないか」
「塗りたくるって、どういうこと……?」
翠が小首を傾げたので、ボールに入っていた栗ペーストを指で掬い、翠の唇に口紅を引くように塗ってやった。
「こういうことだ」
もちろん、そのまま俺がいただく。
「りゅ……流は……もうっ」
「本当は……こっちに塗ってみたいんだ」
背後から翠を抱きしめ、胸の尖りを指で刺激すると、翠が艶めかしい声をあげる。
「あ……駄目だ。今は……」
「そうだな、夜はエプロンとセットでしてもいいか」
「だ……駄目だよ。そんなこと……」
きっと翠は許してくれる。
俺に甘いから。
「流、3時になってしまうよ。仕上げないと」
「了解!」
マロンペーストを豪快にマフィンにのせて、ヘラで山のように塗りたくった。モンブランはアルプス山脈のモンブラン山の形に似せて作ったものだから、これでも合っているだろう。
物事はシンプルにだ。
「なんだかいいね。栗のお山みたいだね」
「甘い甘い、山だ」
「くすっ、まっすぐ登れそうでいいね」
「あぁ、くねくね曲がってなくていいだろう」
「そうだね、もう回り道はいやだから……」
翠からの甘いキス。
不意打ちを食らう。
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スター特典へはこちらからどうぞ。季節のお話をまとめ読み出来ます。
https://estar.jp/extra_novels/25556321
では今日もよい1日でありますように🍀
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