小話③「もう一人の瑞樹」

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小話③「もう一人の瑞樹」

おはようございます。うみです。 ここ数日脳内が牛すじのことで一杯でした。 でも昨日とうとう解決しましたよ💕 ネットで美味しくて安い牛すじが買えるお店を検索して『上野肉店』というお店を見つけました。 そこは偶然にも職場から徒歩20分位の場所だったので、思い切って行ってみました。 アメ横の近く、知る人ぞ知る名店のようで、人の往来がひっきりなしです。 83f26b72-eb20-4235-8020-0c7d6ad187b2 ありましたよ、国産牛すじが😆 なんと100g140円と破格💕 思い切って1kg買って来ました。 0c0e333e-f3e4-4061-a19f-9a53dbd94826 早速下ゆでしました。 お肉部分がたっぷりで美味しそうです。 e69d4e76-7c09-4b99-94b0-3a82d3c0b9a1 半分は牛すじカレーにして、半分は冷凍で次のおでんに。 スープはカレーに使って、後はワカメスープを作ってみようかな。 美味しそうな牛肉もすごくお安かったので、今日の夕食は焼き肉パーティーです。 **** まるさんメイド便が届きました。 なかなか届かないなって思っていたら、なんと赤いラベルが😯 中身は可愛いこもりんたちなのに、危険物の疑いって😆 あんこ星人だからかなー?😅 64f5dc7e-cbdb-4366-9a58-2afa50d15256 実は菅野くんを作ってくれたのです。 bfd26ebd-228e-4cd4-9011-0785a5ee2c84 きゃー💕こもりんが嬉しそう! とっても人の良さそうな菅野くんに感激です! まるさん、本当にありがとうございます。 実はまるさんがこもりんを三体も作って下さって、アンケート企画の参加景品に使って良いと言って下さっているのです。というわけで、恒例のアンケートを近々したいと思っています。またエッセイでお知らせしますね。 では小話の続きを 今日は瑞樹と洋が会うシーンです。 「もう一人の瑞樹」③ ****  昨日は珍しく平日にも関わらず、宗吾さんに抱かれた。  何か強い刺激を受ける友人と会ってきたのかな?  それはそれで良いと思う。  僕と宗吾さんの世界だけでなく、違う世界もたまには見つめて欲しいから。  とにかく昨夜の宗吾さんは野獣のよう……いや、とても上機嫌でやる気に満ちていた。だから体中を隈なくしつこい位に愛撫されて声を抑えるのに必死だった。でもそれがかえって燃えたりするのだから、僕もすっかり宗吾さんの色に染まっている。 「宗吾さん、今日は僕の帰りが遅くなります」 「あぁ、たまにはゆっくりして来い」 「ありがとうございます」  そんなわけで僕は仕事の後、横浜に向かった。 「洋くん、お待たせ」 「瑞樹くん、久しぶり」 「何食べる?」  洋くんが赤い舌をペロッと出して、メニュー表を見せてくれた。 「うーん、何がオススメかな?」 「ここの店はミルクレープが有名なんだ」 「じゃあそれにするよ」 「俺もそうする」  洋くんは誰もが振り向く程の美貌の持ち主だが、食いしん坊だ。  そのギャップが可愛い。 「ここのミルクレープは生地の薄さが特徴なんだ。しっとりなめらかなクレープがホイップクリームと一つになって口の中で溶けるのが、最高なんだ」 「うんうん」    そして一つのことに夢中になりやすい。  実際にミルクレープが出てくると、更に洋くんの熱弁が続いた。 「瑞樹くん、ほらここを見てくれ。薄く焼き上げたクレープに甘さ控えめのホイップクリームをこんなに丁寧に塗っているんだ。層を厚くすれば作業効率は上がるだろうに美味しさのために妥協していないのが素晴らしい。究極の口どけのための最高のバランスを追求しているなんて、これはもうお菓子の浪漫だよ」 「うんうん、そう思うよ」  ふふ、普段無口な洋くんがお喋りになっているのが嬉しいな。 「あ……そうだ、そういえば俺に相談って?」 「あぁ、それなんだけど、最近、宗吾さんが変で」 「……いつも変だけど」 「え?」 「あぁ、いや……丈よりはマシだ」 「くすっ、お互い様なのは知っているよ」 「あのキスマーク合戦は楽しかったな。今度こそ成功させたいな」 「そうだね、リベンジしたいよ」 「じゃあ、悩みを話して」 「うん……」  最近の宗吾さんの状況を掻い摘まんで説明すると、洋くんはそれをメモしてニヤリと笑った。 「つまり、『もう一人の瑞樹くん』が現れて宗吾さんを惑わしているということになるのか」 「え? やっぱり……そういうことになるの?」 「面白い小説が書けそうだな、なんて」  洋くんが肩を揺らして笑うと、艶めいた色気が溢れてきた。  男女を問わず人を惹き付けるフェロモンを持っているから危なっかしい。  丈さんが心配する気持ちがよーく分かった。 「冗談だよ。たぶんね、この相談は、俺より流さんの方がいいよ」 「流さんか」 「実は……もう少ししたらここに迎えに来てくれるんだ」  洋くんは二人のお兄さんから本当に大切にされている。  洋くんを一人で帰らせるのは危なっかしかったので、ホッとした。 「そうだね、流さんなら知識も深いだろうね」  流さんは、あらゆる知識と経験を積んだ強者だ。 「……俺の兄は頼りになるから、瑞樹くんの悩みをすぐに解決してくれるさ!」  誇らしげな顔を見て、まずは洋くんを通して聞いて良かったと思った。  ここ最近の悩みが、もうすぐ解決出来るような予感だ。  洋くんが明るく笑ったので、僕もつられて明るく笑った。  明るい気持ちでいれば、物事もよく見える。  続く~🎵  今日も良い1日となりますように🍀  私は同人誌の原稿頑張ります!  
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