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小話⑤『もう一人の瑞樹』
おはようございます。うみです。
土日ずっと家にいてのんびり出来ました。
気になっていた指先も曲がっているのは治りませんが、痛みが引いてほっとしています。サポーターとかして負担かけないようにしようと思います。
創作アンケート現在21名の方がご回答下さっています。
お名前入力し忘れた場合は、エッセイからお知らせくださいね。
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牛すじカレーつくりました💕
お鍋いっぱいです。
白ごはん.comというサイトの牛すじカレーのレシピ
絶品でしたよ。オススメです!
https://www.sirogohan.com/recipe/gcurry/
偶然見つけたサイトなんですが、すごく見やすいし味が好み。
すっごく美味しくて、八人前を四人でペロリと食べちゃいましたよー
もっと食べたくて、おでん用に冷凍した牛すじで作ってしまいました。
私はカレー好きです。
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2月に旅行に行って来ます。
今回はJALの『どこかにマイル』https://www.jal.co.jp/jp/ja/jmb/dokokani/
を利用します。
なんと往復一人6000マイルでどこかに行けるのです。
私がルーレットで選んだ候補地はこの4つ! どこになるかは運任せ。
『徳島』
『広島』
『岡山』
『熊本』
申し込むと2~3日で行き先と便名が決定するので、明日にはわかるはず。
またお知らせしますね。
ドキドキ、ワクワク!
さぁ小話の続きです。
ウォーミングアップ兼ねて気軽に書いています。
小話⑤『もう一人の瑞樹』
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「流兄さん、迎えに来てくれてありがとう」
「なぁに、可愛い弟のためなら、えんやこら~さ!」
「えんや……こら?」
「知らないのか」
「……えぇ」
「重いものとかを、皆で力を入れて運んだり動かしたりする時のかけ声さ」
「なるほど、皆で……っていうのが、いいですね」
「ひとりじゃ出来ないことも、皆で解決さ! もう一人の瑞樹ちゃんを捕まえに行くぞ」
運転しながら鼻歌交じりに「えんやこら~ どっこいしょ」と歌う流兄さんは飄々として相変わらずだ。でも俺はこんな流兄さんとの関係が好きで寛げる。
「もうすぐ着くぞ」
「あ、丈の車だ。遅かったんだな」
「そうだな」
月影寺に二台の車が同時に入っていく。
「洋か、横浜は楽しかったか。流兄さん、ありがとうございます」
「いや、楽しかったぜ。瑞樹くんにも会えたし。あっ……内緒だったか」
「いえ、大丈夫ですよ」
丈が目を細める。
「奇遇だな、私は昨日、宗吾に会ったよ」
「え?」
丈が少し真面目な顔になった。
「実は彼……少し深刻そうでな。ただ専門外のことなので、今日は調べ物をしていたんだ」
丈は重そうな医学書を脇に抱えていた。
俺は流さんと顔を見合わせてしまった。
「丈……宗吾さん、どこか悪いのか。お前がそんなことするなんて珍しい」
「それが随分真剣に悩んでていて……『嗅覚過敏症』かもしれなくてな」
嗅覚過敏症? それって、もしかして……
「アイツ、丈にまで相談していたのか」
「ん? どういう意味だ?」
丈は至って真面目に受け取って、こんなに調べて……本当に、お前はいい奴だ。
「あ、いや……その」
「丈ちゃんよ。きっと数日後には『治った~』と喜び勇んで言ってくると思うぜ。宗吾はそんなにヤワじゃない」
「……ですが、少し変なので心配なんですよ」
「まぁ変は変だが……」
俺も流兄さんもどう伝えていいのか迷った。
「まぁ自然と治るのが一番ですよ。おそらく何かストレスを抱えているのだから、それが解決したら、流兄さんの言う通り、あっけらかんとした顔で『治ったぞ』って言ってきそうですね。それが一番いい」
「丈ちゃんはいい子だな。よしよし、きっとすぐそうなるから、そう思い詰めるな」
「妙に優しいですね」
「ははっ」
その後、庫裡で流さんと二人きりになった。
「流兄さん、やっぱり宗吾さんには制裁を下しましょう。俺の丈をあんなに悩ませて……あまりに真剣だったから、本当のこと、言うに言えなかったじゃなですか」
「確かにそうだな。香水ごときに惑わされて、宗吾の奴」
と言いつつ流さんも『俺のすーちゃん♡』と、匂い袋に頬ずりしているのだから、またじどっとした目つきで睨んでしまった。でも本当に翠さんがいるみたいで、よく出来た香りではあるな。
「おぉ! 洋のその目、しびれるな~ どうだ? すーちゃんの出来は、最高だろ!」
「……」
「……流? さっきから一体何を馬鹿なことを言っているんだ?」
え! いつの間にか庫裡に翠さんがいた。
あれ……少し機嫌が悪そうだ。
「す、翠‼‼ いつの間に来たんだ? 俺が翠の気配を感じないなんて……俺も嗅覚異常なのか」
「流は『俺のすーちゃん』に夢中だったからね。生身の僕より……すーちゃんがいいんだ。そうなんだ……ふーん……」
いやいや、俺も気付かなかった。
匂いに惑わされたのは、宗吾さんだけじゃないのか。
流さんも俺も同じだと思うと、なんだか可笑しくなって声に出して笑ってしまった。
「くくっ」
「洋は余裕だな~」
「え?」
「『もう一人の洋』も作ってやろうか、丈はどうなるかな」
「丈は揺らがない。丈はゴッドハンドだし、嗅覚も研ぎ澄まされているし!」
思わず叫んでいた!
続く~🎵
今日もよい1日でありますように🍀
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