小話⑨『もう一人の瑞樹』

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小話⑨『もう一人の瑞樹』

おはようございます。うみです。 昨日まるさんメイドから贈り物が届きました。 とても可愛い文房具セット。 大好きな創作モチーフのクローバーシリーズと ランドマークとこもりんをイメージするミニカード うさぎさんが持つのは薔薇🌹 りすさんが持つのはクローバー🍀 イメージにぴったりで最高です。 2f69adc4-98ba-4147-9da8-a4a258f2dd45 そしてスィートスプリングという地元の柑橘まで🍊 柑橘好きだと呟いたら……💕嬉しかったです! 菅野くんにも新しい衣装を作ってくださいました。 このユニフォームに関する話、近々書きたいです。 084c3667-4338-49e6-ae29-03bddd650b33 小話の続きをどうぞ。 仕事に行くので、短いですが、楽しい話! 小話⑨『もう一人の瑞樹』 **** 「お兄ちゃん、今日はどこに行くの?」 「月影寺だよ」 「わぁ~ やったー おやぶんとあそべるかな?」 「うん、遊べるよ。お兄ちゃんたちが座禅をしている間、みてもらえるそうだから」 「……ざぜん? ってなあに?」  宗吾さんがヒョイと顔を出す。 「それはだなぁ~ ぼんぼんぼんのうを振り払うのさ」 「ぼんぼんぼんのうってなぁに?」 「それはだな~ ヘン……」  慌てて宗吾さんの口を塞いだ。 「おい、瑞樹、邪魔をするな」 「宗吾さん、お兄さんとお母さんを呼びますよ」 「げっ! それはヤメロ‼︎」  ジタバタする宗吾さんを封じて、僕は必死に言い訳を。 「め、芽生くん……えっとね、つまり身体に付いた汚れを取ってもらう……んだよ」 「よごれ? じゃあボクも、たのめるかな?」 「ん?」 「ボクもじゅんびしてくるね」  え! 芽生くんも、もう煩悩を?  流石宗吾さんの血を……(いや、絶対に違うと思いたい‼︎) 「おにいちゃん、おまたせー」  焦っていると、芽生くんが子供部屋からぬいぐるみを抱えて出て来た。 「それ、どうしたの?」 「あのね、この子たちも、ざぜんするって」 「どうして?」 「少しよごれちゃったから。とくに、このパパにそっくりなクマさんがいちばんよごれてるの。ほら、こんなに黒ずんで、とってもわるいお顔に見えるよー!」  これには宗吾さんと顔を見合わせて、苦笑してしまった。 続く~🎵 まだ月影寺に行けませんでした😆 今日もよい1日でありますように🍀
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