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小話⑩『もう一人の瑞樹』
おはようございます。うみです。
極寒ですね。来週はもっと寒いみたいですよ。
皆さんもお風邪などひかれないように、お気を付け下さいね。
私の方はですねぇ……今週はいろいろありまして😅
職場で一緒に仕事をしたいた方が、ご自宅の階段を踏み外して股関節骨折➯人工股関節を入れる手術をすることになってしまい、当分出社できなくなってしまいました。なので仕事がとても忙しいです💦それから実家の母の膝もいよいよ悪くなって、今週も来週も再来週も病院の付き添いです。いよいよ手術になりそうです。
自分は元気でも、周りでいろいろ起きています。
私が体調を崩さないように、休める時はゆっくりしますね。
土日もおうちごもりします!
そんな中でも創作を執筆するのは、私の場合は負担でも苦痛でもなく、むしろ自分の時間を楽しむことなので、癒やされています。今後に日にちよっては遅い時間の更新や短かったり、内容的に盛り上がりにかけることもあるかもしれません。でも続けていきたいです。こんな状態で書いているので、皆様からのスターやペコメ、スタンプには本当に励まされています。
私は交流して元気が出るタイプの人間なので、いっぱい絡んでくださいね💕楽しくおしゃべりするの大好きです。いつもありがとうございます💕
私も癒やされたくて書いているので、すごく元気が出ます。
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創作アンケート
明日(日曜日)の23時59分が締め切りです💕
現在31名の方がご参加下さっています。
まだまだ募集中ですよ~
『幸せな存在』で読みたい話、切にリクエスト希望です😭
敬称略
『名無しさん』でお名前入れ忘れてしまい、既に申告があった方。
ゆーちさん、まぁさん、ももりんちゃん
他にもいらしたら、このエッセイのリプ欄から教えてくださいね。
まだ大丈夫ですので。漏れていたらすぐに教えてくださいね。
こもりんぬいの抽選権は、お名前を入れて、ご回答下さった方にあります。
3名さまに、こんなに可愛いこもりんが当たります。
結構、確立がいいのでは?💕とワクワク
「僕たち、どこのお家に行くのでしょうか」
「きっと可愛がってもらえますよね」
「あんこも貢いでもらえるはず」
「御利益ありますよ。南無~」
小話⑩『もう一人の瑞樹』
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「翠、そろそろ宗吾たちが到着だってさ」
「そうか、しかし内々の座禅会だったのに『座禅体験チケット』なんて勝手に発行して……」
流が悪びれずに、豪華に笑った。
「いやいや、今回の『もう一人の瑞樹くん』事件の張本人こそ、もう少し落ち着くべきだろう。無になって心の汚れを取った方がいい。さてと宗吾と一緒に精進するぞー!」
流が遠足に行くみたいに張り切っているので、苦笑してしまった。
座禅とは座布団の上であぐらをかいて姿勢を正し、無念夢想の境地で精神統一するものだ。自分と向き合うという仏教の修行方法で、己の心を静かに見つめ直すことに繋がる。
そのウキウキした様子は、どこから来ているのか。
車が到着すると、宗吾さんだけでなく、瑞樹君と芽生くんと沢山のぬいぐるみがやってきた。
流が目を輝かす!
「なんだ? ずいぶん大勢で来たんだな」
「俺と瑞樹は煩悩に関しては一心同体さ! だから一緒に座禅体験させてくれ」
「……と、宗吾さんが言うので……僕も一度は体験してみようかと」
宗吾さんは豪快に笑い、瑞樹くんは恐縮していた。
「それはいいが、芽生坊が持っている山のようなぬいぐるみは?」
芽生くんが利発そうな顔を輝かす。
「このこたちも、ぼんぼんぼんのうがいっぱいなんです」
ええっ! ぬいぐるみにも、煩悩って宿るのか。
確かに芽生くんが抱えているぬいぐるみは、随分黒ずんでいた。
特に宗吾さんに似た顔立ちのクマの汚れが酷い。
うむむ……これは座禅というより、早く洗った方がいいのでは?
「ははっ、随分、薄汚れているな」
「うん! だからざぜんするの。ぼんぼんぼんのうのかいって、よごれをおとすことなんでしょ?」
「ははははっ、そうだ。んじゃ、お子様コースでいいか」
「えー ボクだけべつ? みんなといっしょがいいなぁ」
芽生くんが少し不服そうに口を尖らせた。
可愛い我が儘に、幼い流を思い出す。
いつも僕と一緒がいいと、幼稚園に行きたくないと泣きわめいて、小学校にもついてきてしまい、困ったよ。
でも嬉しかった。
「……そうだね。皆と一緒は楽しいよね。でも、薙と一緒に別コースも楽しそうだよ」
優しく説くと好反応だった。
「おやぶん! おやぶんといっしょなら、そっちがいい」
「よし、決まりだ。じゃあ、流は宗吾さんたちを座禅場に案内して。僕は芽生くんを薙の所へ」
「りょーかい!」
さてと、薙はちゃんと相手をしてくれるかな?
続く~🎵
今日もよい一日でありますように。
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