小話⑪『もう一人の瑞樹』

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小話⑪『もう一人の瑞樹』

おはようございます。うみです。 休日で寝坊しちゃいました。 スッキリしました~💕 **** 『雪の結晶好きです』 先日コンビニで可愛いお菓子を見つけたので、つい買ってしまいました。 『雪グミ』というネーミング、最高。 絶対、いっくんと芽生が喜ぶだろうなって😆 6031a65b-69da-48c4-b208-90ccac0316c2 ちゃんと❆雪の結晶❆なんですよ。 しかも形がそれぞれ違って感動! 開発された方と気があいそう😆 e90eadb3-ee57-4a22-be1e-9c4ce187804d **** 『創作アンケート本日23時59分締め切りです』 昨日よりぐっと増えて、なんと39名もの方が投票してくださっています。 まだまだ募集中ですよ。 創作キャラの『こもりんぬい』が3名様に当たりますので、お気軽にご参加下さい💕今後しいほうみの創作で読みたい作品(内容)を投票形式でリクエストして下さい😘 投票理由の所にリクエストを書いていただけると嬉しいです。 投票URLはエブリスタのマイページにあります。 https://estar.jp/users/159459565 では、今日も気ままな小話の続きです。 小話⑪『もう一人の瑞樹』 **** 「ここが特別座禅場だ」  案内されたのは月影寺の奥座敷だった。  外は寒いのに窓が解き放たれており、うっすら雪の残る寺庭が見えた。 「うぉ~寒いな。だがこれは効き目ありそうだ。ここに座ればいいのか」 「おっと、その格好じゃキツそうだ。作務衣を貸与するから着替えて来い。靴下も脱いで裸足になるんだぞ」 「分かった」  案内された更衣室には、大きな姿見が置いてあった。  そこで、濃紺の作務衣に着替えることになった。 「瑞樹、どうした?」 「あ……はい」 「しかし、本格的な座禅会なんだな。まさか着替えるなんて想定してなかったよ」 「それは……僕もです」  俺は潔よく衣類を脱ぎ捨て作務衣に着替えたが、瑞樹は途中で頬を染めて俯いてしまった。 「瑞樹、何を恥ずかしがっているんだ?」 「……宗吾さん、困りました」 「ん?」 「ここ……まだ残っているんです」  瑞樹が指さしたのは、鎖骨の下。  俺がつけたキスマークがまだくっきりと……  あーまずいな。  スーツやパジャマでは見えない場所につけたつもりが、作務衣は駄目だ。 「うぉ~ ごめんな。まだ残っていたのか」 「昨夜、上書きされたので……」    耳まで真っ赤になって困惑している瑞樹が可愛くて、デレデレになる。(←ヤメロ) 「ごめん、ごめん。そうだ、俺の肌着を中に着ればいいんじゃないか」 「え……でも」 「丸首だから見えないぞ。なんで今日に限ってVネックにしたんだ?」 「ううう……まさか着替えるなんて想定してなかったんですよ」 「俺もだ。あー よしよし」  しょげた顔を瑞樹を抱きしめてポンポン背中を叩いてやると、瑞樹の香りが漂ってきて、ぼんぼんぼんのうが復活する。 「あ、やべっ」 「そ、宗吾さん」  密着させた下半身があっという間に兆しを……  うん、今日も元気だ。 **** 「薙、芽生くんが来たよ。少し遊んでくれるかな?」 「おー 芽生坊! 待っていたぞ」 「おやぶーん」  わぁ、おやぶんだ。  もう、こうこうせいになったんだよね。  いつも、かっこいい!!! 「じゃあ頼むんだよ」 「父さん、俺に任せて。絶対に飽きさせない自信あるから!」 「頼もしいよ。おやつは戸棚の中だよ」 「やった!」  おやぶんがしゃがんで、ニコッとわらってくれる。  「芽生坊、何してあそぶか」 「えっとね、ざぜんしたいの」 「えっ、ざぜんって、あの座禅か……うーん、オレは足が痛くなるからなぁ」 「だめ?」 「一体、何をふりはらいたいんだ?」 「えっと、ぼんぼんぼんのうー!」  ちゃんとおぼえたよ。  げんきよくこたえると、おやぶんは顔を赤くしちゃった。 「ぼぼぼ……煩悩だって? もう!?」 「? だって……このくまちゃんすごく汚れていて……ぼんのうを落とさないといけないんだよ」 「汚れ? あぁ……そういうことか」  おやぶんがなにか楽しいことおもいついたみたい! 「よーし! 父さんも流さんもいないから、ちょっと拝借するか」 「どこいくの?」 「そのぬいぐるみを洗いに行こう! その黒ずんだ悪そうな顔、洗えば少しはマシになるかも」 「いくー!!」   続く~🎵 今日も良い1日でありますように🍀
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