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小話㉑『もう一人の瑞樹』
おはようございます、うみです。
昨日、大阪の叔母から快気祝いが届きました😭
抗がん剤、放射線治療の末、11月下旬に10時間にも及ぶ手術をしてずっと療養されていました。抗がん剤の治療は続きますが、最近では美味しく食事も取れるようになり、とても元気そうです。前向きな叔母なので、回復も早いのかな。これからも無理せず過ごして欲しいです。
ツマガリのクッキーでした。
美味しいですよね~💕
東京では買えないので嬉しいです。
ユニコーンにのるエンジェル。
いっくんや芽生みたい💕
いっくんも芽生も恋のキューピット💘
アンケートのコメントの続きです。
➯沢山のCPがいますよね。翠と流はいろいろ出没していますが、安志と涼、Kaiと優也、陸と空がいます。彼等のこともそろそろ書きたいですよね。また、今後書きたいのは大河×蓮です。銀座のテーラー×子持ちバーテンダー💘
➯安志と涼の話、実は構想があります。切ないからのハッピーエンドの展開ですが……番外編として書きたいなぁ。需要あるのかしら?
➯翠、翠、翠💘翠はこれからも沢山出ますよ。私も翠が好き💘
➯ありがとうございます。一つ前のコメントと似ていますね。はい、まさにカミングアウトする話を書こうかなって思っていました。あ、そしてその妄想素敵です。実は海外に雲隠れは視野に入れていました。そして行き先もどんぴしゃですよ!これは需要あるのかも!
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小話㉑『もう一人の瑞樹』
「私は、この分野は専門外ですが」
皆、うんうんと大きく頷く。
それはそうだ、丈さんは外科医だ。煩悩診断なんて、知っているはずもない。
「でも、明らかに所見があるので……これは見逃すわけにはいかないと」
明らかな所見?
煩悩がダダ漏れという意味だな。
あぁ、また尋常ではない心臓の鼓動が。
かつての僕には何の欲もなかったのに、宗吾さんと知り合ってから色々な欲を持つようになった。
食欲も出たし、安心してぐっすり眠れるようになったし……性欲も……
一人照れてしまう。
そんな中、丈さんが思わせぶりに、一人の一人の顔を覗き込んでいる。
皆、どことなくそわそわしている。
「明らかに黒い人を見つけました」
クロ! 疑いがある、犯人ってことだ。
丈さんの鋭い眼差しに、僕の緊張もマックスだよ。
「ズバリ、クロは……」
ドキドキ……
「小森くんだな」
皆、ぽかーんとする。
「何で、小森?」
「丈、お前の目は節穴か」
確かに、今は『すいりん』になりきっている小森くんは、大人の中では、一番邪気がない気がする。芽生くんやいっくんレベルなのに?
「いいえ、彼は明らかにクロです」
すいりんも、ぽかんとする。
「ヘンですよー! 丈さん! 僕はまだ清らかな身の上なのに……」
丈さんが小森くんの顎を掴み、ニヤッと笑う。
「ニーッと笑ってごらん」
「へ? はぁ?」
小森んくがニヤッと笑うと、みんな「あっ!」と叫んだ。
「小森くん……私は歯科は専門外だが、この歯の黒い部分は明らかに虫歯だ。すぐに歯医者に行かないと大変なことになるぞ。だいたい君はあんこの食べ過ぎだ」
小森くんが頬を押さえて、うるうるする。
「最近、冷たい水を飲むと歯がしみるなって思っていたんですよぅ……まさかまさか……虫歯だなんて……歯医者さんは嫌いです。あんこの天敵です!」
びえーんと泣き出すので、翠さんが慌てて慰めた。
「あぁ、小森くん泣かないで。僕が悪かったよ。君が可愛くてあんこで餌付けしてしまって……ご褒美をあげるから、歯医者さんにいっておいで」
「ご、ご褒美! あんこですか!」
しーんと辺りがまた静まりかえる。
「いや……それは……その」
「あんこじゃないと、いやですよぅ」
「そうだよねぇ、こまったねぇ」
翠さんは困った様子で、しどろもどろ。
そこに芽生くんが場の雰囲気を変えてくれる。
「あのね、あのね、じょう先生、ここに、もうひとりかんじゃさんがいますよー」
にこっと微笑んで、芽生くんが差し出したのは、あの……口なしくまちゃんだった。
続く~🎵
『幸せな存在』月曜日からまた更新しますね!
「では、行ってきます~🛫』
滝沢ファミリーにまるさんが冬のおでかけ着を作って下さいましたよ。
今日もよい1日でありますように💘
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