おまけ話&創作の舞台

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おまけ話&創作の舞台

おはようございます。うみです。 昨日は二度寝をしてすっきりしましたよ。 昨日ポストを覗いたらDMが届いていました。 鵠沼の新築マンションの案内でした。 そういえば、駿と想の新居のことで調べたんだった😅 それが、とても素敵なDMだったんですよ。 見開くと……こんなパノラマに! a29526c7-7bee-445d-9168-71a1e7b7e787 右上の白い⇩の所が、鵠沼のマンションです。 左下が江ノ島。江ノ島には『かんのや』があります。 江ノ電では江ノ島➯湘南海浜公園➯鵠沼です。 駿と想のお散歩ルート。 江ノ島は初デートの場所ですね。 『今は初恋、この先も初恋』や『重なる月』『幸せな存在』に登場するエリアですので、眺めていて楽しいです。 マンションのモデルルーム。 駿の家はここまで広くはありませんので、想の実家に近いかな。 こんなことを考えるのも楽しいですね。 こんなマンションに住みたいです。 ba5f19e3-b823-402c-afd7-928ed947052c 小話のこぼれ話 ****  水族館に着くと、すごい人だった。  おいおい、今日は平日だろ?  バレンタイン効果はすごいな。 「流、見事に学生さんばかりだね。僕……浮いてない?」 「大丈夫だ (誰よりも綺麗だ)さぁ入ろう」 「う……うん」  中に入ると、売店で懐かしいものを発見した。  翠も同じ気持ちなのか、目を細めてそれを見つめていた。  あの日……あの遠い昔。  翠がまだ俺のものではなかった頃、秘めたる想いを込めて渡したイルカ型のチョコレートが売っていた。  少しレトロな青い包装紙。  ありきたりな土産物。  それでも俺には特別なものだった。 「流、少し待っていてくれ」  懐かしい気持ちで眺めていると、翠がスタスタと歩き出した。 「きゃ💕いらっしゃいませ💕」 「このイルカのチョコレートは、こちらの定番商品なんですね」 「はい、毎年バレンタインの人気商品なんです。おひとつ、いかがですか💕」  翠がフッと甘く微笑む。  お、おい! その笑顔は俺のもんだぞ!  ってか、その店員、近い! もっと離れろー! 「うん、いただこうかな。これは、恋の御利益がありそうだね」 「キャー💕💕」  あかん……  店員あるまじき黄色い声だ。  翠はサービスし過ぎだ。  俺は我慢出来ずに、翠の腕を引っ張った。 「兄さん、もう行くぞ!」 「あ、流、待って、まだおつりもらってないよ」 「……兄さんはサービスし過ぎだ。檀家さんでもないのに」 「ごめん、ごめん。懐かしくなって、つい……」  翠は買ったばかりのチョコレートを俺にくれた。 「流、これは、あの日のチョコのお返しだよ」 「え……」 「嬉しかったんだ。あの日もバレンタインだった。バレンタイン当日に流からチョコレートをもらえて本当に嬉しくて……ありがとう」 「翠……」  そっと袖の中で手を握った。  優しく握ると、翠からもキュッと握り返してくれた。  心を掴まれる。  あの頃、欲しかった言葉も、触れたかった温もりも……今は翠が分け与えてくれる。 「この袖……便利だね」 **** 今日は母の病院の付き添いで、もう少ししたら出掛けます。 『幸せな存在』あのような展開でもついてきて下さってありがとうございます。1話1話心をこめて書いています。今日も頑張りますね! 今日もよい1日でありますように🍀
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