825人が本棚に入れています
本棚に追加
こぼれ話&同人誌進捗情報
こんにちは、うみです!
日曜日なのでゆったり更新していきますね!
【同人誌情報】
昨日で、同人誌の原稿の最終チェックが終わりました。今、編集さんにカバーと帯のデザインを考えてもらっています。今回は『幸せな贈りもの』第三弾として作っていますので、文庫本サイズ、表紙と帯付きです。来週末にはTwitterで部数アンケートを開始できると思います。
1ページ目。
今回のテーマは【初恋】です。
春らしさが溢れる色合いで、まとめたいと思います。
同人誌の内容に沿ったノベルティも、色々考えています。
私自身がおまけ好きなので、皆さんに楽しくお迎えいただけるような春らしいセットにしたいです。
****
まるさんメイドの駿と想のぬい。
皆さんに可愛いと言っていただけてご機嫌です💓
手と繋いでいるように見えますね。
あ、このジュース、生協で買ったのですが、すごく美味しかったですよ。
道後温泉に行った時に、足湯で飲んだジュースと同じ味がしました。
ストレート果汁ってやっぱり美味しい!
水族館デートのこぼれ話の続きです
****
「翠は、ウミガメが本当に好きなんだな」
「うん、そうみたいだ。また宮崎にも行きたいね」
「あぁ、翠と日本全国を旅行したいよ。いろいろ案内したい所がある」
俺は若い頃、煮詰まった頭を冷やしたくて、よくふらりと旅に出た。
熱い温泉に長いこと浸かり、体に沸き起こる熱を紛らわしたりもした。
「僕は、お寺の仕事でしか行脚したことがないから、旅行で行ってみたいな」
「あぁ、連れて行くよ。四国もよかったぞ」
「いいね、いい温泉がありそうだ。以前は温泉は苦手だったが……今なら」
翠が心臓の上に手を置いて、甘く微笑む。
「だが……勝手には入るなよ」
「もちろんだよ。流と一緒だよ。あ、そろそろ時間だね」
「おぅ、いよいよ今日のメインイベントだ。行こう!」
江ノ島の水族館名物、チョコレートあざらしとの触れ合いタイムだ。
「時間指定で限定2組なんて、宗吾さんに感謝しないとね」
「あぁ、また煩悩払いに呼ぶか」
「……あれはもういいよ。彼等に必要なのは煩悩だってよく分かったから」
翠が含み笑いをする。
「翠、それは俺たちもだよな」
「う……うん」
触れ合い会場に着くと、もう一組もすぐにやってきた。
あ、さっきの男たちじゃないか。
何の因果かお互い長い袖のコートを相手に羽織らせて、やる気満々だ(何の!?)
あざらしが飼育係に連れられた登場した。なるほど、これは確かにチョコレート色で、珍しいな。愛嬌のある可愛い顔をしている。
「翠、ほら、触れてみようぜ」
ところが翠が少しひるんでいる。
その様子が幼く見えて、可愛かった。
今までは三兄弟の長兄として何でも率先してやらないといけなかったが、素の翠は、初めてのものに弱いんだよな。
「う、うん……大丈夫かな? 噛まない?」
はぁ~ 悶絶!
噛まない? だって、そんな可愛いことを聞いてくれるのかよ!
「大丈夫だ(翠を噛むのは俺くらいだ)」
「分かった、流がそう言うのなら、信じられるよ」
俺の煩悩はさておき、絶対的信頼を置いてくれる翠が大好きだ!
何人たりとも、近寄るなよ。
グルルルー🐺
と、また野獣モードになって、周囲をぐるりと威圧した。
「流、他の人が驚くから……少し落ち着いて」
****
今日もよい1日でありますように🍀
![6cbe410d-7998-44c4-ab6a-bbf4e8ac4e0c](https://img.estar.jp/public/user_upload/6cbe410d-7998-44c4-ab6a-bbf4e8ac4e0c.jpg?width=800&format=jpg)
![7c8051b2-169e-40d5-9131-712578055a32](https://img.estar.jp/public/user_upload/7c8051b2-169e-40d5-9131-712578055a32.jpg?width=800&format=jpg)
最初のコメントを投稿しよう!