こぼれ話&月曜日

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こぼれ話&月曜日

おはようございます。うみです。 月曜日ですね。今週末、大きな会議があって、今週は月・水・金と仕事です。 これが終われば、いよいよ春庭の準備に本格的に取りかかれるので、頑張ります! **** 最近、ホームベーカリーで、パン作りにハマっています。 パナソニックの機種を10年位前に購入して、最近はご無沙汰だったのですが、最近の手作りブームで復活しました。 朝、焼き立てのパンをいただけるしあわせは、一度味わったらクセになります。 今朝の焼き立てです🥖🍞小麦のいい香り~ b49c979c-63ce-4211-abe1-bcd126757c9f 材料にも拘ってみましたよ。(cottaというサイトでまとめ買いしています) 粉は重たいので助かります。北海道の『ゆめちから』という国産強力粉を使用して、バターは四つ葉バター。 しあわせ尽くしで、まるで『幸せな存在食パン』🍞🍀 **** 我が家のお楽しみテレビ番組は、実はNHKの『のど自慢』です。 高校生と大学生の娘も、毎回楽しみにしています。 先日放映された『チャンピオン大会』をご覧になった方いらっしゃいますか。 どの曲もすごく良かったですよね。個人的に心に残ったのは、CHAGE&ASKAさんの「BIG TREE」を歌われたお父さんと、『手紙/藤田麻衣子』を歌われた女性です。どちらの曲も本当に良くて最高でした!CHAGE&ASKAさんの楽曲も、ドラマチックで元気がでる感じなので、もっと聞きたくなってきました。オススメの曲とかあったら教えて下さい。 **** 小話のこぼれ話。 「芽生くん! いっくん! ここにいたんだね」  次に飛び込んできたのは、瑞樹くんとその弟の潤だった。 「パパぁ~」 「いっくん、心配したぞ!」  いっくんは満面の笑みで、だっこをせがむ。  潤はすっぽんぽんのいっくんを躊躇いもせずに抱き上げた。 「いっくん、無事でよかった」 「パパぁ、ごめんなしゃい」 「いっくんの姿が見えなくなって焦ったよ」 「えっとね……たんけんしてたの」  瑞樹くんがそっとバスタオルで二人を包んだ。  白いバスタオルの中のいっくんはまるで天使のようだ。  今度は芽生くんが瑞樹君に抱きついた。 「お兄ちゃん、ごめんなさい。ボクが、いっくんを『たんけん』にさそちゃったんだ」 「芽生くん、いいんだよ。ちゃんとみてくれてありがとう。それで翠さんと流さんに遊んでもらっていたんだね」  遊ばれていたのは、俺たちのような……ははは…… 「うん! すいさんとりゅうくんなら、お兄ちゃんも安心かなって」 「その通りだよ。翠さん、流さん、お風呂にいれて下さってありがとうございます」  清楚な顔で丁寧に礼を言われて、罪悪感が増した。    やましいことをしていたとは、とても言えないな。 「あ……あぁ、まぁそういうことだ」  あざらしは水分を吸って重くなり、湯船の中に沈んでいた。  ついでの俺たちの息子達も、それぞれ大人しく鎮まっていた。  もしかして、今がチャンス?   「翠、そろそろ、俺たちも上がろうぜ」 「そ、そうだね……(早く退散したい)」    お互いの股間を確認し、「よしっ!」と掛け声をあげてササッと脱衣場に向かって、後ろ向きでカニ歩きして(なんちゅう、情けない姿)、速攻パンツをはいた。  ふぅー セーフだぜ!  まったく、いい歳をして何をしてるんだか。  エンジェルズはそれぞれの保護者に抱っこされて上機嫌だし、このまま平和に、何もなかったことにしたい!  翠と浴室で欲情しあっていたことは、ナイショだぜ!   エンジェルズちゃん。  翠と澄ました顔で廊下を歩いていると、庫裡から甘ったるいチョコレートの匂いが立ち込めていた。  あーあ、今年も相当派手にやったなと苦笑すると、部屋から薙と洋が半裸状態で飛び出してきた。 「うわっ」 「わっ!」  洋も薙も全身チョコまみれ。 「ははっ、洋さんの方がひどいや」 「いや、薙くんも負けてない」 「洋さんの変化球にやられっぱなしだよ」 「もしかして俺……ピッチャーになれる?」 「いや、デットボールの連続になりそうで危険だ」 「言ったな!」  薙も洋も、俺たちなんか眼中にないようで、ふたりでじゃれあっている。 「洋さん、このまま風呂に入ろうぜ」 「そうだね。母屋の借りちゃおうか」 「行こう!」  その数風後、浴室から悲鳴が聞こえた。 「ギャー! この風呂、巨大なまずが紛れ込んでる‼」 「え? うわぁー 本当だ!」 「なんで、こんなところに?」    洋も薙も、阿呆だ。    それはナマズでない。  俺の分身・あざらしリューだ!  お前達がチョコ砲弾を浴びさせたから、そこにいるんだ! ****  洋くんと薙が風呂に入っている間、僕たちは茶室に移動した。 「さぁ、どうぞ」 「いただきます」  宗吾さんと瑞樹くんは、流の点てたお抹茶を味わい、エンジェルズは僕からのおやつを美味しそうに頬張った。  そこから和やかな歓談へ。 「お兄ちゃん、あざらしって何を食べるのかな?」 「うーん、宗吾さん知っていますか」 「やっぱり魚じゃないかな? 海老とか小魚とか」  そこに、いっくんがトコトコやってくる。 「いっくん、あざらししゃんのだいこうぶつしってるよぅ」  潤くん目尻を下げて、いっくんに聞く。 「いっくんは賢いな、パパに教えてくれるかな?」 「えっとね、それはねぇ、ぷりんぷりんのプリン……ちがう、ちがう、そうだ! モモしゃんと、おおきなバナナしゃんだよ~」  えっ!  えええっ……! 「えっと、桃とバナナ?」 「いっくん、おふろでみたもん!」 「風呂? 兄さん~どう思う?」 「え?……お風呂って……」  瑞樹くんが僕にふるなという顔で、真っ赤になっていた。  えっ……いっくん、もしかして、さっきの見ちゃったの? 「ほんとだもん、おふろにういてたもん。どんぶらこって……」 「え……えっ……っと」  瑞樹くんはギョッとした顔で、青くなったり赤くなったり。  最後は、宗吾さんがしめてくれた??? 「いっくん気が合うな‼ 俺も桃とバナナは大好物だぜ。なっ、みーずき! 俺も食べたい」 「そ、そうごさーん」  あーあ、無邪気なエンジェルズの前で、なんという会話だ。  いや……もとはといえば、僕たちがあんな場所であんなことをしたせいだ。  僕も冷や汗をかいていると、芽生くんが慰めてくれた。 「すいさん、いっくんはね、まだ小さいから、かわいいことをいうんだよ。大丈夫、ボク、何もみてないから」 「ううう……ありがとう」 「パパのむすこだから、どうじないんだよ~ えへへ」 「え?」    意味深なようで、無邪気なような。  芽生くん、君はきっと来大物になるよ。  病気が治って、元気になって、よかったね!  スクスクと元気に成長しておくれ。  こぼれ話、おしまい! **** 小話のこぼれ話も、沢山書いてしまいました。 芽生が元気で利発な様子を先行して書けて、私も幸せでしたよ。 やっぱり、みんな仲良く和気藹々がいいですよね! 今日もよい1日でありますように🍀
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