2月ラストです!

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2月ラストです!

おはようございます。うみです。 今日で2月も終わり、明日から3月ですね。 3月のカレンダーを捲ると春が見えてきますよね。 私も仕事の合間に、春庭の準備をしています。 先日ご紹介したスペースの机に敷くクロスに、桜のアートフラワーを飾ろうと思って。仕事帰りに吟味してきました🌸 ca5ab406-ebd8-4b75-8c62-73e90ff67918 更に繊細な硝子で出来た花びらを、アクセサリーのパーツショップで発見しました。桜色が透明感があってすごく可愛くて一目惚れ。 これも同人誌の先着特典の一部にしようと思っています。 飾ったり、小銭入れとかに忍ばしておくのに良いかも💕 e12a195b-f328-478f-af87-00af4d35cb83 桜にはパワーがあって、その一つが『普遍の愛💕』だそうです。 古くから日本人に愛され、時代や流行りに左右されない力強い愛を授けてくれます。この愛を授かることで、人から愛され人を素直に愛せる……柔らかい心を持てたらいいなと願いを込めて―― 少しずつ同人誌&春庭情報を開示していきますね。 一緒に4月2日までカウントダウンして下さい。 ****  小話のこぼれ話(笑い話)は終わったのですが、ちょっとした小話を。 『今も初恋、この先も初恋』バレンタインスペシャル『甘い視線』 https://estar.jp/novels/25931194/viewer?page=162  ちらっと出て来た、彼等の話です! ****  空と移り住んだ白馬。    木の香りがする木造住宅に、白い壁はない。  床も壁も、全て木で出来ているから。  真っ白なシーツで包んだ空を今宵もベッドで抱きしめていると、ふと昔のことを思い出した。  オレがまだ空と結ばれる前の日々を。 「陸、どうした?」 「あぁ、葉山のマンションを思い出していた」 「あそこか。陸がニューヨークから一時帰国した時用の住まいだったよね。僕も何度かお邪魔させてもらったから、懐かしいな」 「白い壁と白い天井が、青い海に映えて気に入っていた」  ん……待てよ?  賃貸に出す時、日焼けした壁紙は張り替えたが、天井はいじらなかった。  もしかしたら、あの青年に俺が書いた天井のラブレター、読まれてしまったか。いや、あそこは普通に生活していたら見えない場所だ。だがあの青年が、リビングの床に寝そべって見上げたら、見つかってしまうだろう。まぁよほどじっと天井を見つめない限りは無理だろうが。 「陸、どうしたの? あのマンションが懐かしい? 今は人に貸しているんだよね」 「あぁ、青空がえらく似合う爽やかな青年に貸している」 「ふーん、珍しいね、陸が人を誉めるなんて」 「いや、幸せになってくれるといいなと思ったんだ。あの部屋で……オレは結局、お前を抱けなかったから」  途端に空が耳まで赤くする。 「り、陸は相変わらず……ストレートだ」 「空にワインを勧めて……仕掛けようと目論んでいたのさ」 「酔っ払って、ソファで転た寝をした記憶があるけど……」 「そのまま床のラグに押し倒して、抱いてしまいたかった」 「えっと……陸……僕は……かなり鈍感だった?」 「いや、オレが奥手だった」 「陸が奥手?」 「あぁ……面と向かって……なかなか言えなかった」 「何を?」  空の耳元で、甘く優しく囁いてやる。 『I love the sky✈』  あの頃、どうしても照れ臭くて口に出せず……天井に置いたメッセージは、今はここにある。 「あのマンションは、もう不要だな」 「賃貸で借りてくれている人が、買い取ってくれるといいのに」 「オレはそうなる予感がしているよ。誰かの終の住処になればいい。オレたちの家は、ずっと、ここだから」 ****  陸と空は『重なる月』のCPです。  登場頻度が少ないので、久しぶりに書けて嬉しかったです。  今日もよい1日でありますように🍀
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