おひなまつり&こぼれ話

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おひなまつり&こぼれ話

おはようございます、うみです。 今日はひなまつりですね。 我が家は娘二人なので、二つのお雛様を毎年飾っています🎎🌸 b664ffce-275c-4813-9562-6595a7fff1c5 今日は仕事なので、お節句のお祝いは明日にしようと思います💕 **** 今年は花粉症が酷くて、薬を飲んでマスクもしていますが、鼻がムズムズ、涙目になってしまい、なかなか創作に集中出来ません。 昨日の『幸せな存在』も、花粉症で頭がぼーっとするせいか、なかなかお話が降ってこなくて大変でした。 萌え要素も展開も……いまいちだったかなと💦 毎回、同じグレードを維持するのは至難の業です。そんな中、いつもと変わらずにペコメやスタンプで背中を押してくださる読者さま、本当にありがとうございます😭糧になっています。 仕事も忙しく春庭準備もしながらなのでバタバタですが、『幸せな存在』は芽生を無事に退院させてあげたいので、頑張って書いていきますね。 芽生の退院のお祝い、読者さまとも一緒にしたいです🍀 **** こぼれ話の続きもちょこっと **** 「たいへんでしゅー! たいへんでしゅー すいしゃんがたいへーんでしゅよー」 ん? 遠くから声がするな。 なんと言ってるんだ? 庫裡で洗い物をしていると、すぐに廊下をパタパタ走る足音が聞こえてきた。 「リューくん! どこでしゅかー」 「リュウくーん! どこですか」 ん? なんだ? エンジェルズが、もう戻ってきたのか。 翠がサッカーの相手をすると意気込んで連れ出したはずだが、やっぱり翠では相手は無理だったのだろう。 ははん、それで、俺を呼びに来たんだな。 やっぱり翠には俺がいないと駄目だ! 蛇口を止めて、ヒョイと廊下に顔を出すと…… 「あれー!」 「わぁ」   二人の子供が廊下で足を滑らせて、ド派手に転んでしまった。 見れば廊下が水浸しじゃないか。 あーあ、寺の老朽化が激しいようだ。床が凹んで、水溜まりのようになっていた。そこにポチャンとエンジェルズがお尻を浸してしまった。 「おい、大丈夫か」 突然、お尻を水溜まりに突っ込んでしまい、最初はキョトンとしていたが……次に大泣きだ。 「う、わーん! いたいよーいたいよー パパぁー パパぁー」 「ぐすっ、いたいよ……おにいちゃーん、お尻がきもちわるいよぉ」 もちろんスーパーマンのように瑞樹くんと潤くんがすっ飛んできた。 「いっくん、大丈夫か」 「芽生くん、痛かったね」 「パパぁー パパぁー おちりつめたいよぅ おもらちしたのかなぁー」 「お兄ちゃん、どうしよう、おもらしなんかしてないよー」   廊下は暗くて怖いだろうし、突然お尻が濡れた子供達は、親が汚れるのも構わずくっついて泣いている。あーあ、これは道連れパターンだな。 「悪い、雨漏りが溜っていたようで。とにかく着替えを……そうだ、風呂を使ってくれ。洋服は洗濯しておくから、作務衣を着てくれ」 風呂場にエンジェルズ&南国の王子&草原の天使を案内して 「兄弟水入らずで、ごゆっくりー」 俺は急いで草履を履いて、庭先に出た。 「翠、翠、どこだ?」 何故子供だけ戻ってきたのか、気になって。 ところが、庭中を探すが見当たらない。 そこに茂みに隠れる薙と洋を見つけた。 「おい、こんな所で、何をしている? 翠を知らないか」 二人は悪戯を見つかった子供のような顔をしていた。 「と、父さんなら……あざらしと……」 「ご、ごめんなさい。洗濯場にいます」 「あざらし?」 さてはあの水浸しは……とにかく怒るのは後にして、翠が先だ! 「翠ー 翠、どこだ?」 洗濯場には、いなかった。 だが、足下の芝生が広範囲で濡れていた。 翠があざらしに連れ去られたのか! んなはずないよな。 翠があざらしを連れ去ったのか。 何故? まさか、リューと…… 翠、俺に隠れてリューと戯れているのか! 俺は水滴を頼りに、芝生を抜け、乾いた道に出た。 そこにはあざらしをひきずったであろう跡が続いていた。 「こ、これは!」 一体、どこに辿り着くのか! **** 今日もよい1日でありますように🍀
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