同人誌のこと&こぼれ話

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同人誌のこと&こぼれ話

おはようございます。うみです。 連日同人誌の話題にお付き合い下さり、ありがとうございます。 昨日無事に印刷所に入稿できました!  私の手元に紙本となって届くのは18日です。またその頃、エッセイで情報を開示させて下さいね。 ところで……毎回BOOTHで頒布する度に数件起きてしまうのですが、 BOOTHのコンビニ銀行払い、今回も期間内に振り込みを完了できなかった方がいらして1冊キャンセルになってしまいました。 きっと何かご事情があるのでしょうが……😭BOOTHのシステムの都合で10時に、1冊だけカートに自動的に復活していますので、よろしければ、どなたか。 私の同人誌をお迎え下さる方は、7-8割の方がリピーター様です。『幸せな贈りもの』をシリーズで集めて下さってありがとうございます。今回の同人誌も『幸せな贈りものシリーズ 第三弾』として体裁を揃えて作ったので、皆様のお家の本棚に私の同人誌が仲良く並んでいる様子を想像すると、嬉しくなります。 毎回手に取っていただいて、幸せな気持ちになっていただる同人誌を目指しています。今回も絵師さんと編集さんと何度も念入りに打ち合わせをして、表紙の紙やポストカードの紙、一つ一つを吟味して制作しました。 皆様からお代をいただく同人誌です。ご縁あってお迎え下さるのですから、私も心をこめて準備しています。今回も気に入っていただけますように……ひたすらお祈りしていますよ🌸 わーん、何だかドキドキしてきました! **** 桜咲く🌸 線路沿いに桜並木があるのですが、その中の1本が満開でした。 早咲きの品種なんでしょうが、少し濃いめの🌸色がなんともいえないほど綺麗で、うっとりしました。 0a262f72-6e2d-4c17-a0ce-a3b1430be728 上に葉っぱがのっていて、 ハート型に見える桜。 まさに『初恋』ですね! 689ba83a-c21d-4e0f-8fa7-41cf129e6e01 バーチャルウィンドウも桜に。 駿と想のデートかな~ eac7d173-55b1-47b8-885a-426f3ee328e3 書き散らかした小話の続き…… **** 「よーくん、なぎくーん、なにしてるんでしゅか」 「お! エンジェルズ、来たな」 「いっくん、おてつだいしましゅ」  オレと洋さんでアザラシのぬいぐるみを絞っていると、芽生くんといっくんが仲良く手をつないでやってきた。二人とも子供用の作務衣を着ているので、寺の小坊主のようで可愛い。背後には二人のガードマンのように潤さんが控えていた。 「おー たすかる! コイツの水分を抜きたいんだ。そうだ、いっくんと芽生くんが、上に乗って足で踏んでくれよ」 「いいでしゅよ」 「え、いいの? あざらしさん、痛くないかな?」 「あぁ、コイツは丈夫に出来ているから大丈夫だ」 「よーし!」 「それぇ-」  二人の子供がアザラシをトランポリンのようにして、ピョンピョンと飛び跳ねると、身体からどんどん水分が抜けてきた。  しかし父さん、なんでこんな大きなぬいぐるみを買ってもらったんだか。  父さんって、見かけによらずぬいぐるみが好きなんだな。  そんな素振り見せなかったけど……  いろんな父さんを知るのは、今のオレにとって嬉しいことだ。 「薙くん、アザラシも喜んでいるみたいだね」  あざらしの手をにぎにぎしながら、洋さんが微笑む。  なんともアンバランスな光景だけど、すごくいい。  洋さんも、こんな屈託のない笑顔……出来るんだ。  笑うと幼い。  洋さんにしても、父さんにしても知らないことばかりだ。 ……  翠を本堂に送り届けると、瑞樹くんと宗吾さんが寛いでいた。 「翠さん、よかったら写経をしたいのですが」 「いいね。ここでしよう!」  写経か。  宗吾のヤツ、懲りずにまた煩悩と戦うのか。 「翠、俺は座禅場の畳を上げてくる」 「あ、うん……頼む」  翠はうっすら目元を染めた。  悟られない程度に淡く……  座禅場でリューを抱え、煩悩に埋もれたことを思いだしたのだろう。  さてと水を吸った畳が上げておかないと、腐敗してしまうからな。  リューの身体も同様だ。  今頃、薙と洋が二人がかりで水抜きをしているのだろう。  畳を上げる作業をしていると、いつもより身体が怠く感じた。  翠を抱いたばかりの余韻で、心地良いだけじゃないのか……  どうもさっきから背中を可愛い足で踏まれているような……   「わっ! よせ! くすぐったい」  脇腹は弱いんだ。 「わはは!」  やべー ひとりで笑っているのを誰かに見られたら変質者だよな! 「ひゃひゃ、そこはやめろー 」  下腹部を撫でられたような感覚に陥り、畳に転がって悶えた。  何かおかしいぞ。  これはまるで俺の身体がリューと連動しているようだ! 「イテテ、わっくすぐったい。やめてくれー 俺は流だー リューにあらず」  ジタバタと悶えていると、てくてくと足音がした。 「流さん何してるんですかぁ」 「小森! いいところにきた。これを祓え」 「えー 人使いが荒いですねぇ。僕、庫裡の掃除を終えたばかりですよ」 「わはは! た、頼む~ 褒美をやるから」 「ご褒美とは♡」 「もちろんあんこだ。ボールいっぱいのあんこだー」  やべー! またコイツ虫歯になるかも。  だが、断ち切らねば、  アザラシと俺の関係は不要だ! 「流さん、まるで……ぬいぐるみとやましい関係を結んでいるようですよ」 「やましくなんかねーよ! とにかく流は流で、リューは俺にあらず!」 「……その関係を結んだのは、ご住職さまのようですが」 「知ってるわ!」 「いいから、お前なら出来る、あんこが待ってる」 「あんこ! はい! 今からします!」  キラン――  小森が手を組んでブツブツと呟き出す。 「流は流で、リューは流であらず!」  ピカン!  俺の身体は、リューの支配から脱した! **** こぼれ話はこれにて今度こそ終わりにします🤗 一度終わりにしたはずなのに、だらだら続けてしまいました。 でも楽しんでいただけたのなら、嬉しいです。 昨日同人誌の入稿も終えたので、あとは特典のペーパー用のSS話を仕上げたら、ようやく新しいことを始められます。 「重なる月」の準備に、本気で取りかかりますね。1年ぶりの連載スタートが近づいています。洋と丈のキャラ設定絵もあるので、お楽しみにです! 今日もよい1日でありますように🍀
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