【本文】13階段｜11ページ - 小説投稿エブリスタ

一昨日、あの足音の主は11段まで上がってきた。そして昨夜。耳を澄ませてはいけないとわかりながらも、ベットの上であの音に注意を向けてしまう。ドクン、ドクン、ドクン、ドクン…。静寂の中、全身に、自分の心臓音が伝わっている。もうすぐ、来る。トン…… 　トン……トン…… 　　　　トン…トン… 　　　　トントントントン! トン!! トン‼︎!

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