第5話

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「大丈夫ですよ。今はお昼寝しているんです。朝は、亡くなった旦那さんの話もしていたし、お昼もちゃんと食べたし。」 「…そうなんですね。それなら…。」 無言で頷いた後、ヨウコは改めて問いかけた。 「…亡くなった旦那さんの話って、ばあちゃん、どんなこと話してたんですか?」 斜め上を見上げてから、ヘルパーは答えた。 「ええとねえ、旦那さんの好きな食べ物とか、赤が好きだったとかね。とってもご機嫌だったわよ。」
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