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29才の選択肢
「ハッピーバースデートゥ~ユ~♪」
この曲を聴いて嬉しく思うのは何歳まで?
今年もこの日がついにキテシマッタ…。
29才の私なんて、全然めでたくなんてない!
29年も生きてきた私はフリーター、彼氏なし、友なし。
灰色な空から降る雪から身を守ろうとした私は、アルバイトをしているコンビニへ出勤するために足を忙しく動かした。
直美さん「葉子ちゃん、おはよう。」
葉子「おはようございます、直美さん」ペコンと小さく頭を下げた。
直美さん「今日も寒いわねー!私なんて寒くてホッカイロを3枚も貼ってきたわよー!うふふ…これだからおばさんって嫌だわぁ~。葉子ちゃんはまだ若いから大丈夫だろうけど。」
葉子「そんなことないですよ。私だってお腹にしっかりとカイロ貼ってますから。」
…おばさんって幾つからなんだろう?
年齢?外見?自分が認めたら?
29才、悩みの多い年頃になりそうだ。
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