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ほとんどを社外で過ごしているはずの隼の行動力の高さには驚くばかりだ。
休日はひとり静かに過ごすことが多い鷹也とは真逆の人種と言ってもいい。
「忘れんなよ!」
そう隼は念を押すと、「鈴木さぁーん、まだですかぁー?」と鼻にかかった声を上げた女子社員に「いまいくよー」と笑顔で向かって行った。
本当に元気なことだ。
ふっと小さな笑みが漏れる。
鷹也はまだ残った事務処理のために、コーヒーを片手にオフィスに戻った。
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