『進撃の巨人』とメタ的戯れ

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『進撃の巨人』とメタ的戯れ

2021/2/9 【注意】  今回はめっちゃネタバレするので、『進撃の巨人』の漫画なりアニメなりをこれから観ようという方は次のページに進まないことを推奨します。  ですがせっかくなので、ネタバレなしで語れる部分として、『進撃の巨人』って何がそんなに面白いの? という辺りをひとつ紹介しておこうと思います。  私が思う、『進撃の巨人』の楽しいところ、それはズバリ、「こういう系にしては珍しく謎がちゃんと解ける」こと。これに尽きると思います。  謎が解けるんですよ! ちゃんと!  キャラクターがどうとか、次のページで語ることとか、他にも色々ありはしますが、私にとっては案外、ここが一番な気がします。基本的なことのようでいて、案外満たされないことが多い部分だと思います。  なんというか、デスゲーム系の流行以降でしょうか、こういう過酷な状況でサバイバルする感じの作品は、シチュエーションを楽しむこと自体がゴールであって、その裏にある真相は濁されたままふわっと終わるのが当たり前になっているイメージがあったのです。私的に。  魅力的な謎だけバラ撒いて打ち切られていく海外ドラマに慣れ過ぎた面もあるかもしれません。だから私は最初、『進撃の巨人』もそういう感じだろうとタカを括っていたのです。  でも違いました。  謎、解かれます。  というわけなので、まだ観てない方で気になっている方がいたらぜひ、安心して謎を追いかけることをおすすめします。ちゃんと解かれますから。  それでは、次ページから【ネタバレあり】の本題に入ります。ネタバレる範囲は、アニメ4期7話まで、単行本26巻の途中までです。  私は一応、連載最新話まで追いついているのですが、アニメ版に記憶を上書きされているので、アニメと原作で微妙に違う部分なんかはアニメに準拠して話していると思います。  まあ、色んな人に語り尽くされている作品だと思いますので、気軽に、私はこういうところが好きなんすよ、という辺りを記します。  
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