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正治:「はぁー……」
なんでこんなことになったんだ。とぼとぼと歩いているとにこやかな笑顔を浮かべた松崎が俺を見つめていた。
正治:「松崎……!お前‥‥!!」
松崎:「ふふっ。あなたが悪いのよ。勝手に課長になんてなろうとするから。」
正治:「はぁ!?」
松崎:「まだわかんないの?私は社長と付き合ってるのよ!なのに馴れ馴れしく話しかけて…」
正治:(こいつは何を言っているんだ?)
松崎:「とにかく社長があんたを追い出してくれてよかったわ。あとでご褒美あげないと♪」
そういって彼女はルンルンと立ち去っていった。
正治:「くっっっ…」
俺はその日いっぱい泣いた。あの女と社長に騙され、俺にとって生きがいでもあった仕事を奪われたことがとても悔しかったし、それに騙された俺に対する劣等感でいっぱいだった。
しかしそんな気持ちもI日たつと、憎しみに変わっていた。
絶対にあいつらを地獄のどん底に突き落としてやる。もうその一択だった。
正治:「しっかしなぁーどうやって金を稼ぐものか…とりあえず仕事探すか」
チラシを色々調べていると一枚黒い紙が出てきた。
正治:「何ダァこりゃぁ…人生崩壊してるあなたへ、私と一緒に人生逆転しませんか?UPR…」
正治:「うわ、いわゆる危ない仕事ってやつかよ……っえ、報酬はなんでもありっっっ!?なんでもって1000万でももらえるってことか?これはやるっきゃねぇだろ(^_^)」
そしておれはこの人生逆転の番組に参加した。
この時こんなことになるなんて思いもしなかった。
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