長い、永い階段

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そんなある日、 作業の休み時間中に、刀鬼が、 何やら叫びながらこちらに走ってくる。 ハァハァと息を切らしながら、 微笑している。 刀鬼「試験可能年齢が…ハァ…    底上げ…されて、俺らでも    リベンジできますよ…」 俺「マジか!お前も、受けるよな?」 刀鬼「当たり前っしょ」 その時、俺らは無意識にグータッチした。 その日、俺らはこのままじゃ 週末までに終わらなきゃいけねぇとこまで 終わんねぇってことで、残業させられた。 刀鬼「意外とblackなんすね…」 俺「最近はこれが日常だよ…だりぃ…」 愚痴をブツブツ言いながら作業を進める。 刀鬼「先輩、ちょっと    俺トイレ行ってくる」 俺「おう」 俺は刀鬼がトイレに行ってから、 空を見上げる。 __意外と綺麗なんだよなこの街の夜__ そんな事を考えながら、 数分ボーっとする。 おっ刀鬼戻って来た。 さあ、作業続けるか…………… 試験のその日まで、俺は残業っぽいな…
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