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運命の日
ブゥゥゥーーーン………
という低いエンジン音。
今俺らが車で走ってんのは
62年前まで《愛知県》と呼ばれた地。
俺ら意外に動くものは見受けられない。
今はまだ深夜の2:52分。
そろそろ夜明けだ。
刀鬼はまだ寝てる。
俺「はあ~なんで俺4時間も運転してんだ…」
本当は途中で刀鬼と運転を変わって、
交代で寝るはずだったのにな…
俺「………何勝手に寝てんだよ…」
そんなこんなで夜明けが来た。
刀鬼「……彩音…………」
俺「……………」
彩音というのは、刀鬼の妹だそうで、
奇獣による被害に巻き込まれ、
命を落としたそうだ。
俺「おい、刀鬼ィ朝焼けだぞ」
刀鬼「…ふぁぁあ おはようございます」
俺「お前、まだ寝てんじゃねぇのか
普段俺に敬語なんぞ使わんだろ」
刀鬼「いいじゃないすか別に
それよりスンマセン…寝ちゃって」
俺「いいんだよ」
刀鬼「あっ…先輩、あれ」
俺「ああ、」
俺「俺らの戦場だ」
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